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最終確認:2026年9月24日
問題集を買って1ページ目から読み始め、法令の章で手が止まってしまう人は少なくありません。危険物乙4は、読む順番を変えるだけでぐっと進みやすくなります。この記事は、どこから読み、残りの日数でどう配分するかをまとめた道案内です。
この記事でわかること
- はじめて・再挑戦・試験まで2週間の人が、最初に読む1本
- 燃焼(ねんしょう)から第4類(だいよんるい)、法令、計算、仕上げへ進む1本道
- 残りの日数ごとの配分と、覚えなくていいことの線引き
危険物乙4は、3科目それぞれで6割が要る試験です。
燃焼の核から始めて第4類→法令→計算→仕上げの順に進めば、どこから入っても同じ道に合流できます。
あなたはどこから始めるか:はじめて/再挑戦/試験まで2週間
入口は3つあります。どこから入っても、あとで同じ1本道に合流します。
- はじめての人:まず試験のしくみで、合格の形を知ってください。次に物理・化学の地図から読み始めます。
- 試験まで2週間の人:試験のしくみを確かめたら、この記事の「残り14日」の配分に沿って進みます。順番は変えず、1区間にかける日数だけを縮めます。仕上げの区間では、五肢択一の解き方で本番の問題の読み方を確かめます。
- 前回6割に届かなかった人:試験結果通知書(しけんけっかつうちしょ)に載っている、科目ごとの正答率を見ます。落ちた人への診断で、読み直す科目と次の試験日を決めてから始めます。
どの入口でも、最初に「3科目それぞれで6割」という合格の形を押さえます。
乙4の勉強は「燃焼→第4類→法令→計算→仕上げ」の1本道
問題集の多くは、法令の章から始まります。けれども法令の決まりには理由があり、その理由の多くは燃え方の知識から来ています。先に燃え方を知っておくと、法令の数字も理由つきで覚えられます。

- 燃焼の核:燃焼の三要素(ねんしょうのさんようそ)、引火点(いんかてん)と発火点(はっかてん)、燃焼範囲(ねんしょうはんい)、消火(しょうか)と消火剤(しょうかざい)、静電気(せいでんき)。物理・化学の土台です。
- 第4類:ガソリンや灯油など、危険物乙4で扱う物の性質と消し方。性質・消火の科目の中心です。
- 法令:指定数量(していすうりょう)、施設、手続き、人、運搬。問題数がいちばん多い科目です。
- 計算:熱量、熱膨張、燃焼範囲の割合、指定数量の倍数など。電卓なしの筆算で解ける範囲で、型の一覧は計算問題の5つの型にあります。
- 仕上げ:似た言葉と数字を横に並べて見直し、本番と同じ形で通して解きます。
法令から読み始めてもかまいませんが、止まったら燃焼の核へ戻ると理由がつながります。
科目別の記事一覧:物理・化学/性質・消火/法令
記事を科目ごとに、学習順で並べました。各科目の最初の1本は、その科目の地図の記事です。行の頭の言葉は、地図の記事の章の名前とそろえています。
物理・化学(10問中6問が合格ライン)
- 地図:物理・化学が苦手な人へ:地図とやる順番
- 燃焼のしくみ:燃焼の三要素、燃え方の種類、引火点と発火点の違い、燃焼範囲、燃えやすさの条件
- 火の気がなくても起きる事故:自然発火(しぜんはっか)と粉じん爆発(ふんじんばくはつ)、混合危険(こんごうきけん)
- 消火のしくみと消火剤:消火の4つの方法、消火剤の種類と使える火災
- 静電気と電気:静電気はなぜ危ないか、電気の基礎(オームの法則・電池・電気分解)
- 物理①:物質の三態と状態変化、沸点と蒸気圧、比重(ひじゅう)と蒸気比重(じょうきひじゅう)、熱の伝わり方
- 物理②:熱膨張と容器のすき間、熱量と比熱(ひねつ)の計算、ボイルの法則とシャルルの法則
- 化学の基礎①:化学式の読み方の超入門、物理変化と化学変化、単体・化合物・混合物、酸化(さんか)と還元(かんげん)、酸と塩基(えんき)とpH
- 化学の基礎②:反応の速さ・触媒(しょくばい)・化学平衡、熱化学方程式の読み方、モルと分子量の計算、化学反応式の作り方と燃焼の計算
- 腐食・有機・気体:イオン化傾向(イオンかけいこう)と金属の腐食、有機化合物の基礎、主な気体の性質
- 計算の型:計算問題は捨てていい?電卓なしで解ける5つの型
性質・消火(10問中6問が合格ライン)
- 地図:性質・消火の地図:第4類だけで6問を取る
- 第4類の入口:第4類の7品名、第4類に共通する性質
- 消火・貯蔵と事故事例:第4類の消火、第4類の貯蔵・取扱いの注意、事故事例と対策
- 品名別①:特殊引火物(とくしゅいんかぶつ)、ガソリンの性質、第1石油類、アルコール類
- 品名別②:灯油と軽油の性質、第2石油類(灯油・軽油以外)、第3石油類、動植物油類と第4石油類
- 横断整理と第1〜第6類:第4類の例外まとめ、第1類〜第6類の全体像
法令(15問中9問が合格ライン)
- 地図:法令の地図:数字は4種類に分けて覚える
- 危険物(きけんぶつ)と指定数量:「消防法の危険物」とは、指定数量の覚え方、指定数量の倍数計算、製造所等(せいぞうしょとう)の12区分
- 距離と施設の基準①:保安距離と保有空地(ほゆうくうち)の違い、製造所と一般取扱所の基準、屋内貯蔵所と屋外貯蔵所
- 距離と施設の基準②:屋外タンク貯蔵所と防油堤、地下タンク・屋内タンク・簡易タンク貯蔵所
- タンクローリーとスタンド:移動タンク貯蔵所の基準、給油取扱所の基準、セルフスタンドの基準、標識と掲示板の違い
- 手続き:設置許可から使用開始まで、許可・認可(にんか)・承認・届出の違い
- 人の制度:甲種(こうしゅ)・乙種(おつしゅ)・丙種(へいしゅ)でできること、免状(めんじょう)の交付・書換え・再交付、保安講習(ほあんこうしゅう)の受講期限、保安監督者と名前の似た3役
- 点検と命令:予防規程、定期点検と保安検査の違い、措置命令・許可の取消し・使用停止
- 貯蔵・取扱いと運搬:貯蔵・取扱いの共通基準、運搬の基準、運搬と移送の違い
- 消火設備と警報設備:消火設備 第1種〜第5種、所要単位(しょようたんい)・能力単位(のうりょくたんい)と警報設備
資格・試験と仕上げ
- 資格と試験:危険物乙4とは:できること・仕事での使われ方、試験のしくみ:科目ごとに6割と、申し込みの流れ
- 用語の確認:用語ミニ辞典:読み方と意味を一言で
- 仕上げ:五肢択一の解き方、法令の早見表:申請先・施設・数字、教材の選び方と公式35問の論点対応表
- 試験のあと:落ちた人への診断、受かったら次にやること
残り30日・14日・7日ならどう進めるか
計画は、申し込みを済ませて試験日を決めてから立てます。申し込みの締め切りは、試験日のおよそ1〜2か月前までです(2026年9月時点)。日程は消防試験研究センターの試験日程の一覧で、都道府県ごとに確かめられます。

| 区間 | 読むもの | 日数(30日/14日/7日) |
|---|---|---|
| 燃焼の核 | 物理・化学の地図と、燃焼・消火・静電気 | 6/3/1 |
| 第4類 | 性質・消火の地図と、品名ごとの記事 | 9/4/2 |
| 法令 | 法令の地図と、施設・手続き・人の記事 | 9/4/2 |
| 計算 | 熱量・熱膨張・燃焼範囲・倍数・防油堤の5つの型 | 4/2/1 |
| 仕上げ | 似た言葉の見直しと、本番と同じ形の通し練習 | 2/1/1 |
区間ごとの最初の1本は、次のとおりです。
残りが短くなっても順番は変えず、1区間の日数だけを縮めます。 7日の計画は、同じ順番を詰めた最低限の形です。計算の型は法令と物理・化学の両方に出るので、短い計画でも1日は残してください。
日数は当サイトの目安です。1日に使える時間は人によって違います。区間の終わりに各記事の確認問題を解き、6割に届いたら次へ進むと決めておくと迷いません。
危険物乙4で覚えなくていいことの線引き
問題集に載っていることを、全部同じ重さで覚える必要はありません。たとえば免状の申請先は、なぜそこに出すのかを知れば丸暗記しなくて済みます。覚える量は、次の3つに分けると減らせます。

| 分け方 | 例 | やること |
|---|---|---|
| 理由で減らせる | 免状の申請先、予防規程の中身 | なぜそう決まるかを理解して答える |
| 数字で覚える | ガソリンと灯油の引火点、指定数量 | 数字と「以上・以下」をセットで覚える |
| 覚えなくていい | 施設のまわりに空ける空き地の幅の細かい分類、消火が難しい施設の細かい条件 | 後回しにし、時間が余ったら読む |
「覚えなくていい」は、「試験に出ない」という意味ではありません。 出ることはあっても、ほかを固めてから読めば間に合う、という意味です。問題集の中にも「細かい分類は覚える必要はない」とはっきり書いた箇所があります。
物理・化学では、モルと分子量の計算と、化学反応式の係数合わせも後回しでよい範囲です。どちらも、上の科目別の記事一覧の「化学の基礎②」の行にあります。
どこがよく問われるかは、科目ごとの地図の記事の最初の見出しにまとめています。物理・化学の地図、性質・消火の地図、法令の地図の3本です。公式に公開されている35問がどの論点を問うかは、公式35問の論点対応表で問ごとに確かめられます。
よくある質問:消防設備士の乙4との違い/独学できるか
- 消防設備士の「乙4」とは違う資格ですか
違う資格です。消防設備士は、火災報知設備などの消防用の設備を工事・整備する人の国家資格で、その中にも乙4と略される区分があります。この記事の乙4は、危険物取扱者(きけんぶつとりあつかいしゃ)の乙種の第4類を指します。
- 独学で受けられますか
受けられます。危険物乙4には受験資格がなく、講習を受けなければならない決まりもありません。必要な知識は市販の問題集にまとまっているので、この記事の順番で1冊を読み進めれば、独学で準備を進められます。
本や問題集の選び方は、教材の選び方にまとめています。
- 甲種と乙4は、どちらから受ければよいですか
甲種には受験資格が要り、乙4には要りません。どちらから受けるかの判断は、記事末の「次に読む」の3本目で詳しく扱っています。
まとめ
危険物乙4は、法令、物理・化学、性質・消火の3科目で、それぞれ6割が要ります。読む順番は、燃焼の核→第4類→法令→計算→仕上げの1本道です。残りの日数が短くても順番は変えずに区間の日数だけを縮め、細かい分類は後回しにします。
次に読む
- 前に戻る:危険物乙4の試験のしくみ
- 次へ進む:物理・化学が苦手な人へ:地図とやる順番
- もっと詳しく(甲種レベル):甲種と乙4はどちらから受けるか
参考文献
- 『7日間で集中学習! 乙種4類危険物取扱者 王道問題集』飯島晃良、オーム社、第1版、読者の方々へ・第5章・第6章 Amazonで見る
- 『乙種4類 危険物取扱者試験 令和8年版』公論出版、受験の手引き・第1章(最新版は令和9年前期版)最新版をAmazonで見る
- 『試験日程の一覧(危険物取扱者試験)』一般財団法人 消防試験研究センター
- 『受験案内(受験資格・試験科目)』一般財団法人 消防試験研究センター
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