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危険物乙4の五肢択一の解き方|ひっかけの型と似た言葉の違いで迷わない

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最終確認:2026年9月24日

「誤っているものはどれか」と聞かれているのに、正しい文を見つけて丸を付けてしまったことはありませんか。危険物乙4の問題は、5つの選択肢から1つを選ぶ形ですが、選ぶものは問題ごとに違います。この記事では、設問の型の見分け方と、選択肢を2つまで絞る手順を確かめます。

この記事でわかること

  • 設問の4つの型(正しい・誤り・いくつ・組合せ)の見分け方
  • 消去法で5つの選択肢を2つまで絞る手順
  • 答えを変える言い回しと、似た言葉の見分け方

選択肢を読む前に設問の最後の一文を読み、「正しい」「誤り」「いくつ」「組合せ」のどの型かを確かめます。

選択肢は1つずつ○か×かを決めて消し、残った2つは論点の言葉で比べます。

五肢択一のよくある思い込み:どの問題も正しいものを1つ選ぶ

五肢択一(ごしたくいつ)とは、5つの選択肢から答えを1つ選ぶ問題の形のことです。乙4の35問は、すべてこの形です。ところが、選ぶものは「正しいもの」とは限りません。

公式に公開されている35問では、半分を超える問題が、誤っているものや当てはまらないものを選ぶ型でした。性質・消火(しょうか)の科目では、「誤っているもの」を「妥当でないもの」と言う問題が増えています。「正しいもの」も「妥当なもの」に変わってきている、と問題集も注意しています。

言い方が変わっても、選ぶものは同じです。

「誤っているもの」「妥当でないもの」の問題では、正しい文ではなく、合わない文を1つ選びます。 知識があっても、この読み違いひとつで点を落とします。

設問の4つの型は、設問文の最後の一文で見分ける

設問の型は、問題文の最後の「〜はどれか」「〜はいくつあるか」の部分で決まります。選択肢を読む前に、まずここを読みます。

設問の4つの型は、設問文の最後の一文で見分ける(正しい・誤り・いくつ・組合せで丸を付ける場所)
型設問の終わり方答えの出し方
正しいものを選ぶ「正しいもの」「妥当なもの」はどれか○の文を1つ選ぶ
誤りを選ぶ「誤っているもの」「妥当でないもの」「該当しないもの」はどれか×の文を1つ選ぶ
いくつあるか当てはまるものは「いくつあるか」A、B、C…の文に○×を付けて数える
組合せ「正しいものの組合せ」「すべて掲げているもの」はどれかA、B、C…に○×を付け、合う組を選ぶ

「いくつあるか」と「組合せ」は、どちらも中の文を1つずつ判定しないと答えが出ません。「いくつあるか」の選択肢には、「なし」が入ることもあります。1つも当てはまらない場合もあるので、「どれか1つは当てはまるはず」と決めつけずに数えます。

消去法で2択まで絞る手順:選択肢ごとに○か×かを決める

消去法とは、合わない選択肢から消していき、残ったものから答えを選ぶ方法のことです。五肢択一では、全部の文に自信がなくても、確かな文から消すと答えに近づけます。手順は次の3つです。

  • 手順1:設問の最後の一文を読み、型を確かめます。誤りを選ぶ型なら「×を探す」と頭の中で言い直します。
  • 手順2:選択肢を1つずつ読み、文ごとに○か×かを決めます。迷う文は保留にして、次の文へ進みます。
  • 手順3:確かな文から消して2つまで絞ります。残った2つは、主語、数字、「以上・未満」のような言葉を比べて決めます。

自作の例で、手順をたどってみます。設問は「第4類(だいよんるい)の危険物(きけんぶつ)の一般的な性質として、誤っているものはどれか」です。

  • 選択肢1:蒸気は空気より重いものが多い。
  • 選択肢2:水に溶けないものが多い。
  • 選択肢3:電気を通しにくく、静電気(せいでんき)がたまりやすいものが多い。
  • 選択肢4:液体は、すべて水より軽い。
  • 選択肢5:引火点(いんかてん)が低いものほど、引火(いんか)の危険が大きい。

手順1で、×を1つ探す型だと確かめます。1・2・3・5は第4類に共通する性質で○なので消えます。

4は「すべて」と言い切っていますが、二硫化炭素(にりゅうかたんそ)のように水に沈む液体があるので×です。答えは4で、「すべて」と言い切った文に例外が1つあれば×と決まります。

共通する性質と、その例外は第4類に共通する性質と第4類の例外まとめで見直せます。

答えを変える言い回し:言い切りの語、境界の語、主語の入れ替え

選択肢の文は、1語を変えるだけで○が×に変わります。よく使われる変え方は、次の3つです。

  • 言い切りの語:「すべて」「必ず」「〜だけ」と言い切った文は、例外が無いかを先に考えます。ただし、正しい言い切りもあるので、例外が思い浮かばなければ○のこともあります。
  • 境界の語:「以上」「以下」「未満」「超える」を入れ替えると、境目の数が入るかどうかが変わります。
  • 主語の入れ替え:甲種(こうしゅ)と丙種(へいしゅ)、知事と市町村長など、似た立場を入れ替えると誤りになります。たとえば、無資格の人の作業に立ち会えるのは甲種と乙種(おつしゅ)で、丙種はできません。

境界の語は、境目の数を含むかどうかで2つに分かれます。

言葉境目の数を含むか読み方の例
以上・以下含む40以上なら40も入る
未満・超える含まない40未満なら40は入らない

数字の問題では、数字そのものより先に、後ろに付いた「以上」「未満」を確かめます。 数字が合っていても、境界の語が入れ替わっていれば×です。

大小や向きを逆にした文も、よく見かけます。たとえば「引火点が高いものほど危ない」は、低いほうが危ないので逆向きです。甲種・乙種・丙種でできることの違いは、甲種・乙種・丙種でできることで確かめられます。

似た言葉の違い:分かれ目を1文にして、対で覚える

2択まで絞ったあとで迷うのは、名前の似た言葉が並んだときです。引火点と発火点(はっかてん)、保安距離と保有空地(ほゆうくうち)のように、似た言葉は対になって出ます。比重(ひじゅう)と蒸気比重(じょうきひじゅう)、酸化(さんか)と還元(かんげん)、許可と認可(にんか)も同じです。

似た言葉分かれ目読む記事
引火点と発火点火を近づけるか、近づけないか引火点と発火点の違い
保安距離と保有空地外の学校などから測るか、施設の周りに空けるか保安距離と保有空地の違い
運搬と移送容器で車に積むか、タンクローリーで運ぶか運搬と移送の違い
許可・認可・承認と届出中身を見て認めるか、知らせるだけか許可・認可・承認・届出の違い
定期点検と保安検査所有者等が自分で行うか、市町村長等が行うか定期点検と保安検査の違い
比重と蒸気比重水と比べるか、空気と比べるか比重と蒸気比重
酸化と還元酸素と結びつくか、酸素を失うか酸化と還元

似た言葉は1つずつ覚えず、「どこで分かれるか」を1文にして対で覚えます。 2択で迷ったら、この分かれ目の1文を思い出し、選択肢の文に当てはめます。

法令の申請先や数字の似たものは、法令の早見表で横に並べて見比べられます。

まとめ

選択肢を読む前に、設問の最後の一文で「正しい・誤り・いくつ・組合せ」のどの型かを確かめます。選択肢には1つずつ○か×を付けて確かな文から消し、残った2つは主語・数字・境界の語で比べます。言い切りの語は例外を探し、似た言葉は分かれ目の1文を対にして覚えると、2択で迷いません。

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参考文献

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