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危険物乙4の教材の選び方|公式問題・本・アプリの使い分けと公式35問の論点対応表

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最終確認:2026年9月24日

無料で解ける公式の問題があると聞き、それを何回分も解けば足りると考えていませんか。公開されている危険物乙4の問題は1回分の35問で、答えの番号だけが付いています。この記事では、公式の問題を解いたあとに読む記事と、本・アプリの使い分けを確かめます。

この記事でわかること

  • 公式の公開問題の中身と、解いたあとの使い方
  • 問1〜問35がどの論点を問うかと、読み直す記事の対応表
  • 本・問題集・アプリの選び方と、組み合わせ方

公式の公開問題は35問で、答えの番号だけが付き、解説はありません。

解いてまちがえた問は、対応表で論点の記事を読み、理由まで確かめます。

教材のよくある思い込み:公式の過去問を何回分も解けば足りる

危険物取扱者(きけんぶつとりあつかいしゃ)の試験を行う消防試験研究センターは、過去に出した問題の一部を公開しています。乙4の分は本番1回分と同じ35問で、何年分も並んでいるわけではありません。最後のページに正解の番号の一覧があるだけで、なぜその答えになるかの説明はありません。

センターは試験を行う機関なので、参考書や問題集を出しておらず、勉強のしかたの案内や受験の準備講習もしていません。問題の中身についての問い合わせにも答えていません。解説は、市販の本や記事で補うことになります。

公式の問題を解くだけでは、まちがえた理由が分からないまま終わります。 公式の問題は「本番の形を知り、自分の穴を見つける道具」と考え、理由は本と記事で確かめます。

公式の公開問題は35問・解答だけ:入手と解き方

公開問題は、過去に出題された問題(危険物取扱者試験)のページから開けます。乙4の問題は、1つのPDFファイルにまとまっています。

  • 中身:法令15問、物理・化学10問、性質・消火(しょうか)10問で、本番と同じ配分です。
  • 形式:すべて五肢択一(ごしたくいつ)で、5つの選択肢から1つを選びます。
  • 答え:最後のページに、問ごとの正解の番号だけが載っています。
  • 更新:令和7年度までに出した問題として、2026年6月に更新されています。差し替わることがあるので、解く前に更新日を見ます。
  • 使える範囲:自分の学習のために印刷するのはかまいません。ほかの人への配布やネットへの転載などの二次利用は、学校の授業などを除いて禁じられています。

解き方は、本番と同じ条件に近づけます。

  • 時間:2時間の中で、電卓を使わずに35問を通して解きます。
  • 答え合わせ:科目ごとに、法令9問以上、物理・化学6問以上、性質・消火6問以上に届いたかを数えます。
  • 見直し:まちがえた問と、迷って当たった問に印を付け、次の対応表で記事を読みます。

迷って当たった問も、まちがえた問と同じように記事で理由を確かめます。 本番では、同じ論点が別の言い回しで聞かれるからです。

公式35問の論点対応表:法令の問1〜問15

法令の15問は、第4類(だいよんるい)の危険物(きけんぶつ)の品名と指定数量(していすうりょう)、施設の基準、製造所等(せいぞうしょとう)の手続き、免状(めんじょう)などの人の制度から出ています。施設の問では、保安距離や保有空地(ほゆうくうち)の考え方も使います。許可と認可(にんか)の違いのような、似た手続きの区別も問われます。

問題文は載せていないので、公式のファイルを横に開いて使ってください。

法令(問1〜問5)

問論点読む記事
問1第4類の品名(法律の別表)第4類の7品名
問2屋外貯蔵所に貯蔵できる危険物屋内貯蔵所と屋外貯蔵所
問3指定数量の倍数の求め方指定数量の倍数計算
問4保安距離が要る施設保安距離と保有空地の違い
問5第5種の消火設備と適応する危険物消火設備 第1種〜第5種

法令(問6〜問10)

問論点読む記事
問6製造所の位置・構造・設備の基準製造所と一般取扱所の基準
問7製造所等の設置・変更の手続き設置許可から使用開始まで、許可・認可・承認・届出の違い
問8使用停止命令になる違反措置命令・許可の取消し・使用停止
問9定期点検の記録に書く事項定期点検と保安検査の違い
問10免状の書換え・再交付の申請先免状の交付・書換え・再交付

法令(問11〜問15)

問論点読む記事
問11保安監督者を選ぶ必要がある施設保安監督者と名前の似た3役
問12移動タンク貯蔵所の貯蔵・取扱い・移送移動タンク貯蔵所(タンクローリー)の基準
問13保安検査を受ける施設定期点検と保安検査の違い
問14運搬容器の外側に書く注意事項運搬の基準
問15セルフスタンドの固定注油設備の色セルフスタンドの基準

申請先や期限の数字を横に並べて見直したいときは、法令の早見表を使えます。問7・問10・問11の論点を、1つの表で比べられます。

公式35問の論点対応表:物理・化学と性質・消火の問16〜問35

物理・化学の10問は、燃焼(ねんしょう)と消火、静電気(せいでんき)から始まり、後半は化学の基礎が並びます。燃焼の三要素(ねんしょうのさんようそ)や消火剤(しょうかざい)、自然発火(しぜんはっか)、粉じん爆発(ふんじんばくはつ)は、この科目の土台の言葉です。

温度の言葉では、引火点(いんかてん)と発火点(はっかてん)、燃焼点(ねんしょうてん)の区別が問われます。計算は1問で、熱化学の式を使います。

性質・消火の10問は、第4類の共通の性質と消火のしかたのあとに、物質ごとの問が続きます。この公開分では、後半の5問がそれぞれ1つの物質を問う問でした。特殊引火物(とくしゅいんかぶつ)から第3石油類まで、品名ごとの記事で見直せます。

物理・化学(問16〜問20)

問論点読む記事
問16燃焼の三要素(燃える組合せ)燃焼の三要素
問17燃焼とは何か(定義)燃焼の三要素
問18引火点の定義引火点・発火点・燃焼点の違い
問19気体の消火剤消火剤の種類と使える火災
問20自然発火のしくみ自然発火と粉じん爆発

物理・化学(問21〜問25)

問論点読む記事
問21静電気静電気はなぜ危ないか
問22反応熱の計算(熱化学方程式)熱化学方程式の読み方、計算問題の5つの型
問23単体・化合物・混合物単体・化合物・混合物の見分け方
問24有機化合物と官能基有機化合物の基礎(アルコール→アルデヒド→カルボン酸)
問25物質の状態変化物質の三態と状態変化

性質・消火(問26〜問30)

問論点読む記事
問26第1類〜第6類の性質(総論)第1類〜第6類の全体像
問27第4類の貯蔵・取扱いの注意第4類の貯蔵・取扱いの注意
問28ガソリン火災の消火方法第4類の消火
問29第4類の貯蔵第4類の貯蔵・取扱いの注意
問30第4類の火災と消火剤の選び方第4類の消火

性質・消火(問31〜問35)

問論点読む記事
問31自動車ガソリンの性質ガソリンの性質
問32キシレン第2石油類(灯油・軽油以外)
問33グリセリン第3石油類
問34アセトアルデヒド特殊引火物
問35アセトン第1石油類

同じ論点が次の試験でも同じ文で出るとは限らないので、答えの番号ではなく論点で覚えます。 公開分は1回分なので、ここに無い論点も本番には出ます。

問24の論点(有機化合物と官能基):有機化合物の基礎|アルコール→アルデヒド→カルボン酸の1本の線

本と問題集の選び方:解説のある1冊を決めて、繰り返す

公式の問題に解説がないぶん、本は解説のしっかりした問題集を1冊選びます。問題集には、大きく分けて2つの作りがあります。

  • 理由から学ぶ作り:『王道問題集』(オーム社)は、テキストで理由を読み、短いテストと実践問題で確かめる流れです。丸暗記を減らし、原理から考える方針をはっきり書いています。
  • 過去の出題を並べた作り:公論出版の問題集は、過去の出題を項目ごとに並べ、問題ごとに解説と出題頻度の印を付けています。各項目の前に、解くために要る事柄の短いまとめがあります。

後者の問題は、受験者の協力で組み立てたものなので、本番と細部が違うことがあると本自身が断っています。どちらの作りでも、次の3つを確かめて選びます。

  • 版:最新の版を選びます。法令は改正されることがあり、試験は原則として改正後の内容で出ます。
  • 解説:答えだけでなく、ほかの選択肢がなぜ違うかまで書いてあるか。
  • 続けやすさ:自分が最後まで読み通せそうな厚さと文の調子か。

本は1冊を決めて、まちがえた所に戻りながら2周、3周と繰り返します。 2冊目に手を出すのは、1冊目を一周してからで間に合います。

アプリだけで受かるか:記事・本・アプリの役目を分ける

学習アプリは、スマホのすき間時間に○×や一問一答を繰り返すのに向いています。一方、本番は五肢択一の35問を2時間で解く試験です。○×の反復だけでは、5つの選択肢を読み比べる練習と、理由の理解が足りなくなりやすくなります。

教材向いていること足りなくなりやすいこと
記事理由と図で、しくみを知る本番の形の問題の量
本・問題集五肢択一の問題の量と解説すき間時間の反復
学習アプリすき間時間の○×の繰り返し理由の説明、本番の長さ
公式の公開問題本番と同じ形と言い回し解説と回数

アプリを選ぶときは、法令の改正に合わせて直されているか、解説があるかを見ます。科目ごとに6割に届いたかを判定できるものなら、本番の合格の形に合わせて練習できます。

アプリだけで済ませず、試験の前には公式の問題か本の模擬試験で、35問を通して解きます。 理由は記事と本、反復はアプリ、仕上げは35問の通し練習、と役目を分けると迷いません。

まとめ

公式の公開問題は1回分の35問で、答えの番号しか付いていないので、理由は記事と本で確かめます。まちがえた問と迷って当たった問は、対応表から論点の記事を読み、答えの番号ではなく論点で覚えます。本は解説のある1冊を繰り返し、アプリはすき間の反復、仕上げは35問の通し練習に使います。

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参考文献

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