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危険物乙4の試験のしくみ|35問・科目ごとに6割・合格率・申し込みから免状まで

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法令の基準日:2026年9月22日/最終確認:2026年9月22日

35問のうち6割を取れば受かる、と思って得意な科目ばかり解いていませんか。危険物乙4の合格は、合計点では決まりません。この記事では、合格の形から免状(めんじょう)が届くまでを順に確かめます。

この記事でわかること

  • 合格基準が科目ごとの6割であることと、必要な正答数
  • 試験の形と、合格率の数字の読み方
  • 申し込みから免状が届くまでの流れと、当日の持ち物

危険物乙4の合格は、3科目それぞれで6割以上を取ったときだけです。

合格したら受験した都道府県の知事に免状の交付を申請し、受け取って初めて資格者になります。

合格基準は合計点ではなく、3科目それぞれで6割

試験は、危険物(きけんぶつ)の法令、物理・化学、性質・消火(しょうか)の3科目です。合格かどうかは、合計点ではなく、科目ごとの正答率で決まります。

合格基準は合計点ではなく、3科目それぞれで6割(3本の棒と6割の線)
科目問題数合格に必要な正答数
法令15問9問以上
物理・化学10問6問以上
性質・消火10問6問以上
合計35問合計では判定しない

1科目でも6割に届かなければ、ほかの科目が満点でも不合格です。 たとえば法令の正解が8問なら、残り2科目が全問正解でも受かりません。物理・化学と性質・消火は10問ずつなので、5問まちがえた時点で届かなくなります。

正式な科目名は、次の3つです。この記事では短く呼んでいます。

  • 危険物に関する法令
  • 基礎的な物理学及び基礎的な化学
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

結果通知書には科目ごとの正答率が載るので、6割に届かなかった科目から読み直せます。

試験の形:35問・五肢択一・2時間・電卓は使えない

試験の形は、次のとおりです(2026年9月時点)。

  • 出題:五肢択一(ごしたくいつ)、つまり5つの選択肢から1つを選ぶ形で、マークシートに記入します。実技はありません。
  • 時間:2時間です。
  • 受験資格:ありません。年齢の制限もありません。
  • 試験手数料:5,300円です(令和6年5月1日の申請分から)。
  • 電子申請の払込手数料:試験手数料とは別に160円(税込)がかかります(2026年6月時点の案内)。

はじめて乙4を受ける人は、35問すべてを解きます。科目の一部が免除になるのは、乙種(おつしゅ)の免状をすでに持つ人などに限られます。

試験のよくある勘違い:電卓・途中退室・公式の問題

  • 計算は電卓で解ける:電卓は持ち込めません。定規やスマホも使えないので、計算は筆算で解ける範囲で出ます。
  • 早く解き終えたらすぐ帰れる:試験が始まってから35分たつまでは、退室できません。それ以降は、試験官の指示で退室できます。
  • 公式の問題を解けば解説もわかる:試験を行う消防試験研究センターは、過去に出題した問題の一部を公開しています。乙4の分は35問1回分で、解答だけが載り、解説はありません。

公式の問題は解き方の手本ではなく、力試しに使うものと考えてください。 まちがえた問題は、その論点を扱う記事や問題集で理由を確かめます。

合格率は約3割:令和7年度31.9%の読み方

乙4の合格率は、次のように4年続けて3割強で動いていません。

  • 令和7年度:31.9%(受験者222,545人、合格者71,059人)
  • 令和6年度:31.7%
  • 令和5年度:32.0%
  • 令和4年度:31.5%

約3割と聞くと難しく感じます。けれども乙4には受験資格がなく、学校や会社の団体受験で準備が十分でないまま受ける人も含まれると考えられます。令和7年度は、申し込んだ人の1割強が当日受けていません。

令和7年度の合格率は、試験の難しさだけでなく、受ける人の層の広さも映した数字です。 甲種(こうしゅ)の同じ年度の合格率は34.0%ですが、甲種には受験資格があり、受ける人の層が違います。数字だけで乙4のほうが難しいとは言えません。

申し込みから免状が届くまで

試験に合格しても、それだけでは危険物取扱者(きけんぶつとりあつかいしゃ)になりません。免状を受け取るまでが、ひと続きの手続きです。

申し込みから免状が届くまで(5つの段階と申請先)
  • 日程を調べる:試験日程の一覧で、受けたい都道府県の試験日を探します。住んでいる都道府県以外でも受けられます。
  • 申し込む:電子申請か書面申請です。締め切りは、試験日のおよそ1〜2か月前までです(2026年9月時点)。
  • 受験票を用意する:電子申請では、試験のおおむね10日前までに届く案内から自分で印刷します。書面申請では郵送で届きます。
  • 合格発表:受験者全員に、試験結果通知書が郵送で届きます。合否と、科目ごとの正答率が載っています。
  • 免状の交付を申請する:申請先は、住所ではなく受験した都道府県の知事で、窓口は消防試験研究センターの支部です。
  • 免状が届く:ここで初めて、乙4の資格者として働けます。

合格しただけでは資格者にならず、免状の交付を受けて初めて資格者になります。 免状の交付手数料は2,900円で、郵送で受け取るなら簡易書留の切手代が加わります(2026年9月時点)。

手続きの進め方は甲種と乙4で同じです。画面の操作は甲種の申し込み方法の記事、書類の細かい点は甲種の免状交付申請の記事でも確かめられます。

免状を受け取ったあとは、写真が撮影から10年たつ前に書換えを申請します。

前日・当日の持ち物と注意:受験票・鉛筆・消しゴム

  • 受験票:写真(縦4.5cm、横3.5cm)を貼っておきます。会場に撮影機はありません。
  • 筆記用具:HBかBの鉛筆かシャープペンシルと、消しゴムを持っていきます。
  • 使えない物:電卓、定規、スマホ、スマートウォッチは使えません。
  • 開始時刻:支部ごとに違うので、受験票で確かめます。

写真のない受験票では受験できないので、前日までに貼っておきます。 ボールペンでマークすると、0点になることがあります。問題冊子と解答カードは持ち帰れません。

まとめ

合格には、法令、物理・化学、性質・消火のどれでも6割以上が要り、合計点では救われません。試験は35問・五肢択一・2時間で、電卓は使えず、合格率は令和7年度で31.9%です。合格したら受験した都道府県の知事に免状を申請し、受け取ったときに資格者になります。

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参考文献

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