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法令の基準日:2026年9月22日/最終確認:2026年9月23日
法令の章には、許可や届出、消火設備(しょうかせつび)、距離や日数の決まりが次々に出てきて、どこから覚えるか迷う人は多いはずです。けれども危険物乙4の法令は、15問を8つのかたまりに分け、指定数量(していすうりょう)から順番に固めれば9問に届く科目です。この記事は、危険物(きけんぶつ)の法令を学ぶかたまりと、読む順番を示す地図です。
この記事でわかること
- 法令の15問を、8つのかたまりに分けた地図
- 先に固めるかたまりの順番と、それぞれの記事
- 前回6割に届かなかった人の読み直し方と、数字の分け方
法令は、15問中9問以上の正解で合格ラインに届きます。
指定数量から始めて、施設→手続き→人→点検と命令→運搬→消火設備の順に固めます。
法令の15問中9問は8つのかたまりのどこで取るか
15問全部を取る必要はありません。9問に届けばよい科目なので、どこで点を取るかを先に決めます。

法令の15問は、次の8つのかたまりに分けられます。
- 危険物と指定数量:消防法の危険物、指定数量と倍数、施設の区分
- 距離と施設の基準:保安距離と保有空地(ほゆうくうち)、製造所や貯蔵所の決まり
- タンクローリーとスタンド:移動タンク貯蔵所、給油取扱所、セルフスタンド、標識
- 手続き:設置の許可から完成検査、変更の届出まで
- 人の制度:危険物取扱者(きけんぶつとりあつかいしゃ)、免状(めんじょう)、保安講習(ほあんこうしゅう)、保安監督者
- 点検と命令:予防規程、定期点検、保安検査、違反への命令
- 貯蔵・取扱いと運搬:どの施設にも共通の基準、運搬と移送
- 消火設備と警報設備:第1種〜第5種の消火設備、警報設備
市販の問題集(公論出版の令和8年版)では、法令の40項目のうち26項目に「よく出る」の印が付いています。印の付いた項目は、8つのかたまりのすべてにあります。どこか1つだけを固めれば済む、という科目ではありません。
消防試験研究センターが公開している過去の問題1回分では、法令15問が8つのかたまりのすべてから出ていました。1つのかたまりから出たのは、多くても3問です。1回分なので、いつも同じ割合とは限りません。
当サイトの判断では、かたまりを1つも捨てずに、どのかたまりでも基本の1〜2問を取るのが9問への近道です。 1つのかたまりを細かく覚え込むより、8つを浅く一周するほうが先です。
先に固める順:指定数量→施設→手続き→人→点検と命令→運搬→消火設備
順番は、前のかたまりの言葉を後ろのかたまりで使うように並べています。上から読むと、知らない言葉に出会う回数が減ります。
- 危険物と指定数量:「消防法の危険物」とは、指定数量の覚え方、指定数量の倍数計算、製造所等(せいぞうしょとう)の12区分
- 距離と施設の基準:保安距離と保有空地の違い
- タンクローリーとスタンド:給油取扱所(ガソリンスタンド)の基準、セルフスタンドの基準
- 手続き:設置の許可、完成検査、仮使用、変更の届出
- 人の制度:取扱者の種類と立会い(たちあい)、免状の手続き、保安講習、保安監督者
- 点検と命令:予防規程、定期点検と保安検査、措置命令と許可の取消し
- 貯蔵・取扱いと運搬:運搬の基準、運搬と移送の違い
- 消火設備と警報設備:消火設備 第1種〜第5種
指定数量の倍数は、後ろのかたまりで何度も出てきます。保安監督者を置くか、予防規程が要るか、定期点検の対象になるかは、施設の種類と倍数で決まることが多いからです。最初のかたまりの指定数量と倍数は、後ろのかたまりの条件に使うので、いちばん先に読みます。
手続きのかたまりは、設置の許可から使い始めるまでの流れを最初に押さえます。
人の制度のかたまりは、甲種・乙種・丙種でできることの違いから入ります。
点検と命令のかたまりは、予防規程をだれが作り、だれの認可を受けるかから入ります。
前回この科目で6割に届かなかった人へ
試験結果通知書(しけんけっかつうちしょ)には、科目ごとの正答率が載っています。法令は15問なので、6割は9問です。法令が8問だと、ほかの2科目が満点でも合格にはなりません。
法令が6割に届かなかったら、まず最初のかたまりの指定数量と倍数を読み直してください。そのうえで、8つのかたまりのうち、手を付けずに試験を迎えたかたまりがないかを確かめます。
苦手なかたまりを深く掘る前に、手を付けていないかたまりを無くします。 法令は、かたまりごとに問題が散らばる科目なので、空白のかたまりがあると9問が遠くなります。
ほかの科目が6割に届いていたかどうかも、同じ通知書で確かめます。3科目それぞれで6割が要るしくみは、危険物乙4の試験のしくみで整理しています。
次の試験までに、ほかの科目も含めて読み直す順番を決めておくと、やり直しを進めやすくなります。
覚えなくていいことの線引き:法令の数字は4種類に分ける
法令には、距離・日数・倍数・年数の数字がたくさん出てきます。同じ「10」という数字でも、次のように別々の決まりに出てきます。
- 距離:敷地の外にある住居までの保安距離は、10m以上
- 日数:扱う品名や数量を変えるときの届出は、変える日の10日前まで
- 倍数:警報設備が要る製造所等は、指定数量の10倍以上のもの(移動タンク貯蔵所を除く)
- 年数:免状の写真は、撮ってから10年たったら書換え
数字は、m・日・倍・年の単位で4種類に分けてから覚えると混ざりません。 数字だけを並べて覚えると、どの決まりの数字かが入れ替わります。
- 後回しでよい:条文の番号、法律ができた年、第4類(だいよんるい)以外の類の指定数量
- 残しておく:第4類の指定数量、4種類の数字のうち試験によく出るもの
- 数字なしで取れる:だれに申請するか、許可か届出か、といった手続きの区別
法令で筆算が要るのは、指定数量の倍数のような、型の決まった計算です。まず指定数量の倍数計算の3つの手順を身につけておけば、ほかの計算も同じ考え方で進められます。
数字を覚えるときは、その数字がどの決まりのものかを、単位といっしょに確かめます。
危険物乙4の計算は、電卓を使わない筆算で解ける問題です。
まとめ
法令は15問中9問以上で合格ラインに届き、全部を取る必要はありません。指定数量のかたまりを先に固め、施設・手続き・人・点検と命令・運搬・消火設備へと、8つを1つも捨てずに一周します。数字は距離・日数・倍数・年数の4種類に分け、条文の番号のような細かい知識は後回しにします。
次に読む
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参考文献
- 『乙種4類 危険物取扱者試験 令和8年版』公論出版、受験の手引き・第1章 危険物に関する法令(最新版は令和9年前期版)最新版をAmazonで見る
- 『7日間で集中学習! 乙種4類危険物取扱者 王道問題集』飯島晃良、オーム社、第1版、第5章〜第7章 Amazonで見る
- 『過去に出題された問題』一般財団法人 消防試験研究センター
- 『試験科目』一般財団法人 消防試験研究センター
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