動画解説はこちら|YouTube

化学メーカー大手29社の違いを1枚で|決算から見る稼ぎ方と働く場所【2026年版】

「化学メーカー大手」とひとまとめに呼ばれますが、中身はまったく違います。売上は上と下で29倍、営業利益率は赤字から25%まで開いています。持っている事業も、産業ガス・医薬・住宅・半導体材料・エアバッグ部品・インキから、魔法瓶・ロケット推進薬までバラバラです。

私は化学メーカーの生産技術者として12年働いています。この記事は、企業研究シリーズで1社ずつ決算を読んできた29社を、同じ物差しで並べ直したものです。難易度や口コミは扱いません。数字はすべて決算短信と募集要項から取っています。

先に結論を書くと、29社を分ける軸は3つです。「規模」「石化を持つか」「利益の柱がどこか」。この3つで見ると、志望先の絞り方が変わります。

化学業界そのものが曖昧な人は先に「化学業界とは」(→化学業界とは)へ。会社の選び方は「化学メーカーの選び方」(→化学メーカーの選び方)へ。

まず規模で並べる|売上は上と下で29倍ちがう

同じ「大手」でも29倍の開き
会社売上高決算期
三菱ケミカルグループ3兆7,040億円2026年3月期
旭化成3兆745億円2026年3月期
東レ2兆5,851億円2026年3月期
信越化学工業2兆5,740億円2026年3月期
住友化学2兆3,285億円2026年3月期
三井化学1兆6,688億円2026年3月期
日本酸素ホールディングス1兆3,596億円2026年3月期
レゾナック1兆3,471億円2025年12月期
積水化学工業1兆3,093億円2026年3月期
エア・ウォーター1兆668億円2026年3月期
DIC1兆522億円2025年12月期
日東電工1兆282億円2026年3月期
東ソー1兆199億円2026年3月期
帝人8,732億円2026年3月期
カネカ8,116億円2026年3月期
クラレ8,084億円2025年12月期
三菱ガス化学7,382億円2026年3月期
ダイセル5,796億円2026年3月期
UBE4,623億円2026年3月期
東洋紡4,216億円2026年3月期
ADEKA4,166億円2026年3月期
日本ゼオン4,120億円2026年3月期
日本触媒3,999億円2026年3月期
トクヤマ3,495億円2026年3月期
住友ベークライト3,199億円2026年3月期
日産化学2,796億円2026年3月期
日油2,580億円2026年3月期
クレハ1,617億円2026年3月期
三洋化成工業1,279億円2026年3月期

上位と下位では、売上に29倍の差があります。 従業員数も三菱ケミカルグループの56,678名に対し、日産化学は3,411名、三洋化成工業は連結1,626名です。

規模の違いが就活生にとって何を意味するか、現場から3つ書きます。

  • 配属の幅:売上3兆円の会社は事業も拠点も多く、どこに配属されるか読みにくい。売上数千億円の会社は事業所が数か所に絞られ、生活設計が立てやすい(→化学メーカーの選び方)
  • 任される速さ:一般に、規模が小さいほど1人が受け持つ範囲は広くなります。若いうちから設備1基を任されたいなら小さめ、体系だった教育を受けたいなら大きめ、という傾向はあります
  • 規模は良し悪しではない:後で見るように、利益率の上位4社は売上4位・12位・26位・27位です。大きい会社ほど儲かっているわけではありません

利益率で並べる|上位4社だけ別の世界

利益率は3〜11%に団子
会社営業利益営業利益率
信越化学工業6,352億円24.7%
日産化学636億円22.7%
日油474億円18.4%
日東電工1,836億円17.9%
日本酸素ホールディングス2,031億円14.9%
住友ベークライト345億円10.8%
トクヤマ370億円10.6%
ADEKA416億円10.0%
東ソー955億円9.4%
住友化学2,084億円8.9%
日本ゼオン364億円8.8%
レゾナック1,091億円8.1%
積水化学工業1,065億円8.1%
三洋化成工業100億円7.8%
旭化成2,312億円7.5%
ダイセル421億円7.3%
クラレ589億円7.3%
東洋紡279億円6.6%
三菱ケミカルグループ2,250億円6.1%
三菱ガス化学453億円6.1%
三井化学1,000億円6.0%
東レ1,419億円5.5%
DIC522億円5.0%
日本触媒175億円4.4%
カネカ329億円4.1%
UBE189億円4.1%
帝人258億円3.0%
エア・ウォーター▲372億円▲3.5%
クレハ▲186億円▲11.5%

※ 指標がそろっていません。住友化学・三菱ケミカルグループ・三井化学・レゾナック・日本酸素ホールディングスはIFRSのコア営業利益、東レ・帝人・住友ベークライトは事業利益(営業利益から非経常の損益を除いたもの)、三菱ガス化学は経常利益ベースのセグメント利益、日東電工・エア・ウォーター・クレハ・日本触媒はIFRSの営業利益(減損を含む)です。日本基準の営業利益とは厳密には同じものではありません。指標の違いそのものは別記事で整理しました(→利益の指標の違い(会計リテラシー))。

読み方のポイント:

  • 信越化学の24.7%、日産化学の22.7%、日油の18.4%、日東電工の17.9%が突出しています。信越は半導体シリコンウエハと塩ビ、日産化学は農薬と半導体・液晶材料、日油は油脂の化学から医薬用DDS原料まで、日東電工は光学フィルムとHDD用回路材料。どれも参入しにくい分野に絞って上位を取るという点が共通しています(→信越化学工業の企業研究、→日産化学の企業研究、→日油の企業研究、→日東電工の企業研究)
  • 大半の会社は3〜11%の団子状態。ここに規模の大小はほとんど効いていません。売上3.7兆円の三菱ケミカルグループが6.1%、売上4,120億円の日本ゼオンが8.8%です
  • マイナスの数字には理由がある。クレハの▲11.5%は5事業すべてが黒字(合計145億円)だったうえに、減損365億円を計上したためです(→クレハの企業研究)。エア・ウォーターの▲3.5%も、会社独自の事業利益は745億円の黒字で、減損1,080億円と不適切会計の調査費用130億円を引いた結果です(→エア・ウォーターの企業研究)。帝人の3.0%も、事業利益では黒字ですが営業利益は▲707億円で、アラミド・炭素繊維を中心とする減損889億円が効いています(→帝人の企業研究)。1期の数字だけで会社を判断しないこと。減損そのものの仕組みは→減損とは何かに整理しました
  • 低い数字が「稼げていない」とも限りません。カネカの4.1%は、4事業が稼いだ714億円のうち392億円を全社の基礎研究に回しているためです(→カネカの企業研究)
  • 「化学メーカーの利益率は数%」が普通だと知っておくと、上位4社の突出ぶりと、他社が構造改革を急ぐ理由の両方が分かります

石化を持つ6社と、持たない23社

石化を持つのは6社だけ

29社を分けるいちばん太い線が、石油化学(ナフサを分解して基礎原料を作る事業)のセグメントを持っているかどうかです。

持つ6社石化セグメントの営業利益率
三井化学▲3.1%(ベーシック&グリーン・マテリアルズ)
三菱ケミカルグループ▲0.5%(ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ)
レゾナック1.6%(クラサスケミカル)
住友化学2.1%(エッセンシャル&グリーンマテリアルズ)
旭化成5.2%(マテリアル領域全体。石化以外も含む)
東ソー5.7%(石油化学)
持たない23社出発点
信越化学工業塩と石灰石(塩ビ)、シリコン(半導体材料)
ダイセル酢酸とセルロース
日本ゼオン他社の分解炉から出るC4・C5留分
クラレ酢酸ビニル
東レ買ってきた原料を糸・フィルム・複合材にする
積水化学工業買ってきた樹脂を加工する
日産化学硫酸・硝酸・アンモニアと、農薬・電子材料
三菱ガス化学天然ガスから作るメタノール
カネカ塩ビ・発泡樹脂から医療・食品まで
DIC顔料と樹脂を作り、インキまで加工する
UBEシクロヘキサンからカプロラクタム(ナイロン原料)
トクヤマ塩の電気分解と、多結晶シリコン
日本触媒プロピレンを買ってアクリル酸・酸化エチレンにする
住友ベークライトフェノールとホルマリン(フェノール樹脂)
帝人テレフタル酸とパラフェニレンジアミン(繊維・アラミド)
東洋紡買ってきた樹脂をフィルム・繊維・膜にする
日本酸素ホールディングス空気(酸素・窒素・アルゴン)
ADEKA油脂と、有機合成でつくる添加剤
日油天然油脂(牛脂・パーム油)とグリセリン
クレハフェノール、フッ素・硫黄系のモノマー
三洋化成工業買ってきた原料から界面活性剤・機能薬剤を組む
日東電工買ってきたポリマーを塗って、テープとフィルムにする
エア・ウォーター空気(産業ガス)と、LPガス・医療・食品

石化セグメントの利益率は、どこも▲3%から+6%の間しかありません。 三井化学とレゾナックの石化は赤字ないし薄利で、住友化学も2.1%です。中国の大型設備が立ち上がり、供給が需要を上回っている状態が続いているためです。

だから各社とも「石化のあとの柱」を探しています。その柱がどこに置かれたかが、次の章の「利益の柱」の違いになります。

一方、石化を持たない23社は原料の入り口が石油ではありません。原油価格やエチレン市況の影響の受け方が、6社とは違うという点は押さえておいてください(→化学業界とは)。極端なのは日本酸素ホールディングスとエア・ウォーターで、原料は空気です(→日本酸素HDの企業研究、→エア・ウォーターの企業研究)。日油は牛脂とパーム油、ADEKAも油脂が出発点で、穀物・油脂の相場のほうが効きます(→日油の企業研究、→ADEKAの企業研究)。

現場感覚で1つ付け加えると、石化プラントの現場は他とは別物です。24時間連続運転、コンビナートの立地、定期修理の規模。現場がどういう場所かは1本にまとめました(→石化プラントで働くとは)。ここで働きたいかどうかは、事業の好き嫌いより前に自分に問うたほうがいい(→コンビナート地域で働くという選択、→プラントオペレーターの仕事内容)。

何で稼いでいるか|29社の「利益の柱」

各社の営業利益を、いちばん稼いでいる事業がどれだけ占めているかで並べます。

会社利益の柱全社の営業利益に占める割合
クラレビニルアセテート(ポバール系)106%
レゾナック半導体・電子材料99%
日産化学機能性材料+農業化学品96%
三菱ガス化学機能化学品95%
三菱ケミカルグループ産業ガス(日本酸素ホールディングス)89%
東ソーエンジニアリング+機能商品84%
日東電工オプトロニクス(光学フィルム・回路材料)82%
ダイセルエンプラ+マテリアル81%
旭化成住宅+ヘルスケア79%
カネカMaterial(ただし4事業はほぼ横並び)76%
帝人繊維・製品66%
ADEKA化学品(樹脂添加剤・半導体材料)64%
日本ゼオン高機能材料62%
DICパッケージング&グラフィック(インキ)60%
東洋紡フィルム60%
住友ベークライト半導体関連材料(封止材)60%
日本触媒マテリアルズ(アクリル酸・高吸水性樹脂)58%
日油機能化学品(界面活性剤)57%
積水化学工業高機能プラスチックス56%
三洋化成工業石油・輸送機(ウレタン原料・潤滑油添加剤)56%
信越化学工業電子材料(半導体ウエハ)54%
住友化学住友ファーマ(医薬)52%
UBE機能品(ポリイミド・セパレータ)52%
三井化学モビリティ(自動車材料)51%
東レ繊維48%
クレハ樹脂製品(家庭用ラップ)48%
トクヤマ電子先端材料(多結晶シリコン)42%
日本酸素ホールディングス欧州(産業ガス)35%
エア・ウォーターヘルス&セーフティー(減損込みの最大)―(連結が営業損失)

※ 100%を超えるのは、他事業の赤字や全社費用が差し引かれているためです。三菱ガス化学のみ経常利益ベース。クレハは連結が営業損失のため、5事業の合計145億円に対する割合です。エア・ウォーターは減損1,080億円で連結も最大セグメントも損失のため、割合を出していません。

ここがこの記事でいちばん見てほしい表です。気づくことが3つあります。

  • 「化学」と呼ばれる会社の稼ぎ頭が、化学品とは限らない。三菱ケミカルグループは産業ガス(酸素・窒素)、旭化成は住宅(ヘーベルハウス)と医療機器、住友化学は医薬品、積水化学は住宅ではなく高機能プラスチックス。クレハは家庭用ラップ(クレラップ)、日本酸素ホールディングスは魔法瓶(サーモス)まで持っています。社名や広告から想像する仕事と、会社を支える仕事はずれている
  • 依存度が高い会社ほど、志望動機が書きやすい。レゾナックの99%やクラレの106%のような会社は、「この事業に関わりたい」と一直線に語れます。逆にカネカ(4事業横並び)や住友ベークライト(売上はほぼ3等分)、日本酸素ホールディングス(地域別セグメント)のように分散している会社は、どこを志望するかを自分で決める必要があります(→化学メーカーの志望動機の書き方)
  • 依存度が高いことはリスクでもある。1つの市況で会社の業績が決まります。就職先として良いか悪いかではなく、そういう会社だと知って入るかどうかの話です

初任給・平均年収・勤務地|要点と専用の記事

給与と勤務地は、29社ぶんの表をそれぞれ専用の記事にまとめています。ここでは要点だけ書きます。

初任給:修士了(技術系)の初任給は、28社で28.0万〜33.9万円の範囲に並びます。ただし基準年が2025年度と2026年度で混ざり、手当込み(トクヤマ・ADEKA)と基本給表示(帝人・日東電工)が混ざっているので、表の順位をそのまま比べることはできません。29社の表と4つの罠は→化学メーカーの初任給の読み方へ。

平均年収は685万〜958万円

平均年収:有価証券報告書の平均年間給与(単体)は、持株会社3社を除くと東洋紡の685万円から住友化学の958万円まで、約270万円の差があります。平均年齢が38〜47歳と幅があるので、年齢と一緒に読んでください。三菱ケミカルグループ・レゾナック・日本酸素ホールディングスは持株会社の本体(数十〜数百名)の数字で、事業会社で働く人の給与ではありません。年齢・前年比の読み方と、女性管理職・男性育休・賃金差異の29社の表は→化学メーカー29社の平均年収ランキングへ。

勤務地:技術系の配属先はほぼ工場か研究所です。東ソー・ダイセル・クラレ・トクヤマ・日本触媒・クレハ・三洋化成工業のように拠点が絞られている会社は、住む場所が読みやすい。逆にレゾナック・三菱ケミカルグループ・東レ・日本酸素ホールディングス・エア・ウォーターは拠点が多く、配属の幅が広くなります。29社の拠点の重心と、地方からの逆引きは→勤務地で選ぶ化学メーカーへ。

3つの質問で絞り込む

ここまでの表を、志望先を絞る順番に組み直します。上から順に自分に問うてください。

3つの質問で29社を絞る

質問1:石化プラントで働きたいか
質問2:作りたいものは何か(複数可。未選択なら全部)
質問3:住みたい地方(複数可。未選択なら全部)
該当:29社
    数字は各社の決算短信・有価証券報告書・募集要項から(2026年8月時点)。勤務地は主な生産拠点の所在地で判定。持株会社の平均年収は本体のみの数字。

    質問1:石化プラントで働きたいか。

    働きたいなら、石化セグメントを持つ6社(住友化学・三菱ケミカルグループ・旭化成・三井化学・東ソー・レゾナック)。連続運転の巨大プラント、コンビナート、定期修理の世界です(→石化プラントで働くとは、→コンビナート地域で働くという選択)。

    働きたくない/別のものを作りたいなら、持たない23社。ただし持つ6社にも川下の事業所は多いので、「その会社に石化があるか」ではなく「自分がどの事業所に行きたいか」で考えるほうが正確です。

    質問2:作りたいものは何か。

    質問3:どこに住みたいか。

    地方ごとに働ける会社を引き直した索引(→勤務地で選ぶ化学メーカー)で、行ってもいい土地がある会社に絞ります。ここで嘘をつくと、入社後がつらくなります。

    3つを通すと、たいてい3〜5社に絞れます。そこから個別記事で決算と募集要項を読み込んでください。志望動機の作り方は→化学メーカーの志望動機の書き方、面接で聞かれることは→化学メーカーの面接で聞かれることへ。

    29社の記事一覧

    会社この記事で扱っていること
    住友化学4部門+住友ファーマ。石化から農薬・医薬・電子材料まで持つ総合化学。9工場の一覧
    三菱ケミカルグループ産業ガスが利益の9割。石化とMMAの現在地。全国の事業所
    旭化成マテリアル・住宅・ヘルスケアの3領域。化学会社なのに住宅と医療で稼ぐ構造
    三井化学用途で切った4セグメント。自動車材料・メガネレンズ・半導体材料で稼ぎ石化は赤字
    東ソー塩の電気分解から始まる川。エンジニアリングが利益トップという珍しい構造
    信越化学工業営業利益率24.7%・自己資本比率78.7%。なぜ利益率が突出しているのか
    レゾナック昭和電工+日立化成。コア営業利益の99%が半導体・電子材料
    ダイセルセルロイド屋の子孫。エアバッグ用インフレータと酢酸。ナフサクラッカーを持たない
    日本ゼオン他社の分解炉から出るC4・C5を引き取る。売上3割の高機能材料が利益6割
    クラレ酢酸ビニル1つから液晶・自動車ガラス・食品包装へ。海外売上8割
    東レ糸をつくる技術が炭素繊維と人工腎臓に。いまも繊維が売上4割・利益1位
    積水化学工業売上1位は住宅、利益1位は高機能プラ。住宅は日本だけ、高機能プラは海外74%
    日産化学1887年創業。営業利益率22.7%。機能性材料と農業化学品で利益の96%
    三菱ガス化学天然ガスから始まる化学。784億円の減損で最終赤字、でも本業は黒字
    カネカ4事業が横並び。利益714億円のうち392億円を全社の基礎研究に回す
    DIC旧・大日本インキ化学工業。グループ163社のうち141社が海外。2年で赤字から回復
    UBE旧・宇部興産。セメントを連結の外に出したので、営業利益より経常利益が大きい
    トクヤマ塩から始まり多結晶シリコンへ。セメントも利益率14.3%。徳山に全部ある
    日本触媒アクリル酸から紙おむつの高吸水性樹脂へ。触媒メーカーとしての顔も持つ
    住友ベークライト世界初の合成樹脂の名を持つ。売上は3等分でも利益は3倍差
    帝人アラミド・炭素繊維を中心とする減損889億円。柱が繊維とヘルスケアに入れ替わりつつある
    東洋紡1882年の大阪紡績が出発点。いまは利益の6割がフィルム。自己資本比率34.0%
    日本酸素ホールディングス産業ガス世界4位。原料は空気。セグメントは地域別。サーモスも持つ
    ADEKA旧・旭電化工業。半導体材料とマーガリンが同じ会社にある理由
    日油営業利益率18.4%。油脂の化学からDDS用製剤原料と、種子島のロケット固体推進薬まで
    クレハいわきの1拠点。5事業すべて黒字なのに減損365億円で連結は営業赤字
    三洋化成工業界面活性剤の会社。紙おむつの吸水材をやめて減収増益。自己資本比率81.4%
    日東電工テープとフィルムで営業利益1,836億円。利益の8割がオプトロニクス、売上の8割が海外
    エア・ウォーター産業ガスから医療・食品まで262社。事業利益745億円なのに減損で営業赤字。短信は7月31日

    そのほか、就活の進め方はこちらへ。

    この記事の使い方と注意

    • 数字は各社の直近の本決算(2026年2月〜7月発表)、有価証券報告書(2026年3月〜7月提出)、執筆時点の募集要項に基づきます(最終更新:2026年8月)
    • レゾナック・クラレ・DICは12月決算、ほかの26社は3月決算です。期がずれているので、同じ年の比較にはなっていません
    • 利益の指標がそろっていません。 会社ごとの内訳は「利益率で並べる」の表の注にまとめました
    • 就職難易度・採用大学・倍率・口コミ・「激務/やばい」系の断定は扱いません。決算短信・有価証券報告書・募集要項と現場の感覚だけを書いています
    • JSRは含めていません。 2024年に上場廃止となり決算短信が出ていないため、決算短信を読んで書くというこのシリーズの形が取れません
    • エア・ウォーターの数字は2026年7月31日発表の短信によります。 不適切な会計処理の調査と過年度訂正を経て、他社より2か月半遅れて発表されました。過年度の数字は訂正後です(→エア・ウォーターの企業研究)

    化学メーカー大手29社は、売上で29倍、営業利益率で赤字から25%まで開いています。石化セグメントを持つ6社は石化の利益率が▲3%から+6%の間しかなく、各社が「石化のあとの柱」を探している最中です。稼ぎ頭は産業ガス・医薬・住宅・半導体材料・インキ・光学フィルムとバラバラ。「石化で働くか」「何を作りたいか」「どこに住むか」の3問で3〜5社に絞れます。

    化学プラントニュース―週報と事故速報をわかりやすく紹介するnoteマガジン PLANT NEWS ON NOTE 化学プラントニュース 化学・石油プラントの重要ニュースを、毎週の週報と事故速報でお届けします。現場で押さえたい動きを、わかりやすく整理します。 noteで最新ニュースを読む