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最終確認:2026年9月23日
問題集の性質・消火(しょうか)の章は物質の名前がずらりと並び、どこから覚えるか迷う人は多いはずです。けれども危険物乙4の性質・消火は、ほとんどが第4類(だいよんるい)の引火(いんか)しやすい液体の話で、共通の約束ごとから固めれば6問に届きます。この記事は、その地図と読む順番を示します。
この記事でわかること
- 性質・消火の10問を、「共通」と「品名別」に分けた地図
- 先に固める章の順番と、それぞれの記事
- 前回6割に届かなかった人の読み直し方と、後回しにしてよい数字
性質・消火は、10問中6問以上の正解で合格ラインに届きます。
第4類に共通する性質と消火を先に固め、物質ごとの性質は代表の物質から積みます。
性質・消火の10問中6問は共通と品名別のどこで取るか
10問全部を取る必要はありません。6問に届けばよい科目なので、どこで点を取るかを先に決めます。

- 第4類の共通:品名の区切り、共通の性質、消火、貯蔵と取扱い、事故事例です。どの物質にも当てはまる約束ごとなので、1つ覚えると何問にも効きます。
- 品名別:特殊引火物(とくしゅいんかぶつ)、ガソリン、アルコール類、灯油と軽油、動植物油類など、物質ごとの性質です。
- 第1〜第6類の見分け:危険物(きけんぶつ)全体を6つの類に分けたときの、類ごとの性質です。
市販の問題集(公論出版の令和8年版)では、性質・消火の収録問題の約3割が第4類の共通の論点、約6割が品名別です。これは本に収められた問題の割合で、本試験の出題比率ではありません。品名別は問題の数が多い一方で、1つの物質から出る問題は限られます。
消防試験研究センターが公開している過去の問題1回分では、性質・消火10問のうち4問が第4類の共通の論点でした。物質ごとの性質が5問、類ごとの性質が1問です。1回分なので、いつも同じ割合とは限りません。
当サイトの判断では、共通の論点で3〜4問の土台を作り、代表の物質で残りを拾うのが6問への近道です。 品名別を1つずつ覚える前に、共通の章を読み終えておきます。
先に固める順:品名と共通性質→消火と貯蔵→品名別→例外
章は、前の章の言葉を後の章で使うように並べています。品名と共通の性質が分かると、物質ごとの性質は「その品名の中での違い」として読めます。
- 第4類の入口:第4類の7品名、第4類に共通する性質
- 消火・貯蔵と事故事例:第4類の消火、第4類の貯蔵・取扱いの注意
- 品名別①(特殊引火物・第1石油類・アルコール類):特殊引火物、ガソリンの性質
- 品名別②(第2〜第4石油類・動植物油類):灯油と軽油の性質、動植物油類と第4石油類
- 横断整理と第1〜第6類:第4類の例外まとめ
最初の2つの章は、どの物質の問題にも使う言葉なので、先に読みます。 引火点(いんかてん)の区切りや、蒸気が低い所にたまる性質は、品名別の章でも何度も出てきます。
事故事例では、タンクへの注入や流出、静電気などの場面ごとに対策を選びます。
第1石油類は、ガソリンのほかに、ベンゼンやアセトンなどの物質を見分けます。
アルコール類は、メタノールとエタノールの共通点と違いを押さえます。
第2石油類は、灯油と軽油のほかに、キシレンや酢酸などの物質を見分けます。
第3石油類は、重油のように名前と性質がずれやすい物質に気をつけます。
第1類〜第6類の見分けでは、類ごとの性質の違いを押さえます。
前回この科目で6割に届かなかった人へ
試験結果通知書(しけんけっかつうちしょ)には、科目ごとの正答率が載っています。性質・消火が6割に届かなかったら、物質の名前を覚え足す前に、最初の2つの章を読み直してください。共通の性質と消火は、物質が変わっても同じ考え方で解けるからです。
物質を1つずつ増やすより、共通の約束ごとを先に固め直します。 そのうえで、水に溶ける物や水より重い物のような例外を、第4類の例外まとめで確かめます。
次の試験までに、ほかの科目も含めて読み直す順番を決めておくと、やり直しを進めやすくなります。
覚えなくていいことの線引き:性質・消火
性質・消火では、物質ごとに引火点や発火点(はっかてん)、比重(ひじゅう)などの数字が並びます。けれども、問題集の問題の多くは、品名が分かれば物質ごとの数字を知らなくても解けます。たとえば品名の違う物質を引火点の低い順に並べる問題は、多くの場合、品名の順に並べれば答えが出ます。
- 後回しでよい:代表の物質以外の細かい物性値、第3石油類・第4石油類の物質ごとの数字
- 残しておく:7品名の区切りの温度、ガソリンと灯油の引火点、特殊引火物の「いちばん」
- 数字なしで取れる:蒸気は空気より重い、水に溶けないものが多い、水溶性(すいようせい)の液体には専用の泡
数字は品名の区切りと代表の物質に絞り、あとは品名で物差しの位置を決めて解きます。 物質ごとの数字を増やすのは、共通の章と代表の物質が固まってからで間に合います。
まとめ
性質・消火は10問中6問以上で合格ラインに届き、全部を取る必要はありません。第4類の品名・共通の性質・消火を先に固めると、物質ごとの性質は品名の中での違いとして読めます。物質ごとの細かい数字は後回しにし、品名の区切りと代表の物質の数字だけを残します。
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参考文献
- 『乙種4類 危険物取扱者試験 令和8年版』公論出版、受験の手引き・第3章 危険物の性質・火災予防・消火の方法(最新版は令和9年前期版)最新版をAmazonで見る
- 『7日間で集中学習! 乙種4類危険物取扱者 王道問題集』飯島晃良、オーム社、第1版、第4章 危険物の性質ならびにその火災予防および消火の方法 Amazonで見る
- 『過去に出題された問題』一般財団法人 消防試験研究センター
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