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最終確認:2026年9月22日
問題集の物理・化学の章を開くと、化学式や計算が並んでいて、最初の数ページで手が止まる人は多いはずです。けれども危険物乙4の物理・化学は、先に固める場所を決めれば6問に届く科目です。この記事は、その場所と読む順番を示す地図です。
この記事でわかること
- 物理・化学の10問を、3つの塊に分けた地図
- 先に固める章の順番と、それぞれの記事
- 前回6割に届かなかった人の読み直し方と、後回しにしてよい計算
物理・化学は、10問中6問以上の正解で合格ラインに届きます。
燃焼(ねんしょう)・消火(しょうか)・静電気(せいでんき)の核から固め、基礎と計算は後から積みます。
物理・化学の10問中6問は3つの塊のどこで取るか
10問全部を取る必要はありません。6問に届けばよい科目なので、どこで点を取るかを先に決めます。

- 燃焼の核:燃焼の三要素(ねんしょうのさんようそ)、引火点(いんかてん)と発火点(はっかてん)、燃焼範囲(ねんしょうはんい)、消火剤(しょうかざい)、静電気です。第4類(だいよんるい)の性質を学ぶ前提にもなります。
- 物理と化学の基礎:物質の三態、比重(ひじゅう)、熱の伝わり方、物質の分類、酸化(さんか)と還元(かんげん)、有機化合物、気体の性質などです。
- 計算:熱量、熱膨張、燃焼範囲に入るかの割合などです。電卓なしの筆算で解ける型に限られます。
市販の問題集(公論出版の令和8年版)では、物理・化学の収録問題のうち、燃焼・消火・静電気の項目が約36%を占めます。これは本に収められた問題の割合で、本試験の出題比率ではありません。当サイトの判断では、核を固めると6問のうち3〜4問ぶんの土台ができます。
消防試験研究センターは、過去に出題した問題を1回分公開しています。その物理・化学10問のうち6問が、燃焼・消火・静電気・自然発火(しぜんはっか)の論点でした。1回分なので、いつも同じ割合とは限りません。
核だけで満点は取れませんが、6問の土台はここでできます。 残りは、基礎の章と計算の型で拾います。
先に固める順:燃焼→事故→消火→静電気→物理→化学
章は、前の章の言葉を後の章で使うように並べています。上から順に読むと、知らない言葉に出会う回数が減ります。
- 燃焼のしくみ:燃焼の三要素、燃え方の種類、引火点と発火点の違い、燃焼範囲
- 火の気がなくても起きる事故:自然発火、粉じん爆発(ふんじんばくはつ)、混ぜると危ない組合せ
- 消火のしくみと消火剤:消火の4つの方法、消火剤の種類と使える火災
- 静電気と電気:静電気はなぜ危ないか
- 物理:物質の三態、沸点、比重、熱の伝わり方、熱膨張
- 化学の基礎:物理変化と化学変化、単体と化合物、酸化と還元、酸と塩基
- 腐食・有機・気体:金属の腐食、有機化合物、主な気体の性質
最初の4つの章は、第4類の性質を説明するときにもそのまま使うので、先に読みます。 引火点や燃焼範囲、静電気は、ガソリンや灯油の性質を語るときの基本の言葉です。
前回この科目で6割に届かなかった人へ
試験結果通知書(しけんけっかつうちしょ)には、科目ごとの正答率が載っています。物理・化学が6割に届かなかったら、まず上の順番の最初の4章を読み直してください。公開されている1回分の問題では、計算が要る問題は1問だけでした。
計算のやり直しから始めず、核の言葉を先に固め直します。 核で3〜4問を確実にしてから、基礎の章で残りを拾います。
ほかの科目が6割に届いていたかどうかも、同じ通知書で確かめます。3科目それぞれで6割が要るしくみは、危険物乙4の試験のしくみで整理しています。
正答率がどのくらい足りなかったかにかかわらず、読み直しは燃焼のしくみの章から始めると、言葉のつながりを取り戻しやすくなります。
覚えなくていいことの線引き:物理・化学
物理・化学には、モルや化学反応式など、高校の化学で習う計算も出てきます。けれども市販の問題集の頻度の印を見ると、これらの計算問題には印が付いていません。後回しにして、ほかを固めてから手を付けても間に合います。
- 後回しでよい:モルの計算、化学反応式の係数合わせ、熱化学の計算
- 残しておく:熱量、熱膨張、燃焼範囲に入るかの割合の3つの計算
- 計算なしで取れる:熱化学の式の「+は発熱」の読み取り
計算は捨てるのではなく、型の決まった3つを残して、ほかを後回しにします。 残す3つは、どれも掛け算か割り算の筆算で解けます。
計算は、型の決まった問題だけを筆算で練習すれば足ります。
まとめ
物理・化学は10問中6問以上で合格ラインに届き、全部を取る必要はありません。燃焼・消火・静電気の核を先に固めると、第4類の性質を学ぶ土台にもなります。モルや反応式の計算は後回しにし、熱量・熱膨張・燃焼範囲の割合の3つの計算だけを残します。
次に読む
- 前に戻る:危険物乙4の勉強法ロードマップ
- 次へ進む:燃焼の三要素:どれが欠けても燃えない
参考文献
- 『乙種4類 危険物取扱者試験 令和8年版』公論出版、受験の手引き・第2章 基礎的な物理・化学(最新版は令和9年前期版)最新版をAmazonで見る
- 『7日間で集中学習! 乙種4類危険物取扱者 王道問題集』飯島晃良、オーム社、第1版、第1章〜第3章 Amazonで見る
- 『過去に出題された問題』一般財団法人 消防試験研究センター
- 『試験科目』一般財団法人 消防試験研究センター
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