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保安管理技術|安全装置と計装の出題|フェールセーフとフールプルーフが5回問われた【甲種化学】

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困っている人
困っている人

範囲が広すぎて、計装と安全装置のどこから手をつければいいのか分からない。

フェールセーフとフールプルーフ、説明を読むたびに分からなくなる。

そんな悩みを解決します。

この記事の内容

10年で160記述。保安管理技術で最大の分野(全体の24%)

フェールセーフとフールプルーフのすり替えが5回

オリフィスは圧力損失が大きい ── 3回問われた

破裂板は負圧にも使える/定期交換が必要

分量は多いですが、繰り返し出る論点は限られています。上位から順に潰すのが最短です。

最初に集計結果です。この分野は7つの問にまたがっています

ルートテーマ記述数
国家試験問4計測機器および計装20
問8流体の漏えいとその防止20
問11保安装置・安全装置20
技術検定問5計測機器25
問6漏えい防止・シール25
問7計装・制御25
問10安全装置25

合計160記述。保安管理技術671記述の24%がここです。

国試なら15問中3問、検定なら15問中4問。配点にして20〜27%になります。

ここを落とすと合格が遠のきます。 優先度は最高です。

全体像は保安管理技術15問の攻略を参照してください。

目次

最頻出 ── フェールセーフとフールプルーフ(5回)

10年で5回、すべて「取り違え」として出題されました。 この分野の最重要論点です。

フェールセーフフールプルーフ
何に備えるか機器・システムの故障人の誤操作
考え方壊れたときに安全側へ倒れるそもそも誤操作できないようにする
英語の意味fail(故障)+ safe(安全)fool(愚か者)+ proof(耐える)

「壊れたとき」ならフェールセーフ、「人が間違えたとき」ならフールプルーフです。

実際に出た5件

年度・問記述の内容正解
R2国試問4ニ駆動用電源が喪失しても危険にならないよう弁の駆動方式を選ぶフェールセーフ
R2検定問7ホ駆動用電源・空気が喪失しても危険にならないよう開度を選ぶフェールセーフ
R3国試問4ニ同上フェールセーフ
R3検定問7ニ人為的に不適切な操作をしないよう配慮することフールプルーフ
R4国試問4ニ間違って操作しても条件が整わなければ起動しないインターロックフールプルーフ

5回のうち3回が「動力源喪失時の弁の動作」です。これはフェールセーフ

「間違って操作しても」という語があればフールプルーフです。

判定の決め手 ── 主語を見る

読み分けの手順

文中に「喪失」「故障」「停電」「破損」フェールセーフ

文中に「誤操作」「間違って」「不適切な操作」フールプルーフ

キーワードだけで判定できます。 5回とも、この2語群のどちらかが必ず入っています。

弁のフェールセーフ設計

弁の動作記号使う場面
フェールクローズFC燃料・原料の供給弁(止めれば安全
フェールオープンFO冷却水・ベント弁(流せば安全
フェールロック(保持)FLどちらでも危険な場合(現状維持)

どれが安全かはプロセスによって違います。 「全閉が安全」とは限らない。

冷却水の弁を全閉にすると、かえって暴走します。 だからFOにする。

フェイルセーフ設計プロセス安全インターロック

流量計 ── オリフィスの圧力損失が3回

年度・問誤りの記述正しくは
R2検定問5ニオリフィスはエッジが摩耗しても誤差は生じない誤差を生じる
R3国試問4イオリフィスは圧力損失を小さくしたい場合に用いる圧力損失が大きい
R3検定問5ホベンチュリはオリフィスに比べ圧力損失が大きい小さい

オリフィス=圧力損失が大きい/ベンチュリ=小さい。 ここは反射で答えられるように。

差圧式流量計の比較

オリフィスベンチュリ管フローノズル
圧力損失大きい(50〜70%)小さい(10〜20%)中間
構造単純・安価複雑・高価・長い中間
異物詰まりやすい詰まりにくい中間
精度の維持エッジ摩耗で劣化劣化しにくい中間
なぜオリフィスは圧力損失が大きいのか

急に絞って急に広げる → 渦(縮流)が発生

→ そのエネルギーが熱として散逸

ベンチュリはなめらかに絞り、なめらかに広げる → 圧力が回復する

ベンチュリの下流の広がり角は7〜8度と規定されています。これ以上急だと剥離して回復しません。

配管の圧力損失

エッジ摩耗が効く理由

オリフィスの流量係数は、入口エッジの鋭さで決まります。 摩耗して丸くなると縮流が変わり、流量係数がずれる。

だから定期的な点検・交換が必要です。「摩耗しても誤差は生じない」は明確な誤り。

必要直管長 ── 上流が長い(R4検定問5ニ)

出た誤り記述

必要な直管部の長さは、上流部は管内径の4〜8倍下流部は5〜80倍程度。

× 上流部が5〜80倍、下流部が4〜8倍

上流のほうが長く必要です。エルボやバルブで乱れた流れが整うまでに距離が要る。

下流は短くてよいのは、測定点より後ろの乱れは影響しにくいから。

「上流を長く」と覚えてください。 実務でも配管設計の制約になります。

計測機器 ── 動く向きを問う

バイメタルは膨張率の小さいほうへ曲がる(2回)

出た誤り記述(R2検定問5イ・R4検定問5イ:2回)

バイメタル式温度計は、温度が上昇すると熱膨張率の大きいほうに曲がる。

× 熱膨張率の小さいほうに曲がる。

なぜ小さいほうへ曲がるのか

膨張率の大きい金属はよく伸びる

→ 伸びた側が外側になる

→ 曲がる内側は伸びの小さいほう

膨張率の小さいほうへ凸に曲がる

「よく伸びる側が外側」と考えれば、その場で導けます。

まったく同じ誤り記述が2回出ています。 ここは確実に取ってください。

ブルドン管は圧力にほぼ比例(R3検定問5ハ)

出た誤り記述

ブルドン管圧力計は、自由端が圧力の2乗に比例して変位する。

× 圧力にほぼ比例して変位する。

比例だから目盛が等間隔になります。2乗なら目盛が詰まったり広がったりするはず。

手元の圧力計を見れば分かります。 目盛は等間隔です。

ゲージグラスの反射式と透視式(R4国試問4ロ)

出た誤り記述

2つの液体の界面の測定には一般に反射式を用いる。

× 透視式を用いる。

反射式透視式
原理光の反射の差で液面を見る透過光で直接見る
見え方液部が黒、気部が銀白色液体そのものが見える
界面の測定不可可能
適用無色透明の液体着色液・界面・懸濁液

反射式は「液があるかないか」しか分かりません。 液と液の界面は見えない。

油水分離槽などでは透視式が必須になります。

制御方式 ── 定義のすり替え

フィードバックとフィードフォワード(R2検定問7イ)

出た誤り記述

外乱が入り目標値と制御量の間に偏差が生じると、その差を判断して操作量を変える制御をフィードフォワード制御という。

× これはフィードバック制御

フィードバックフィードフォワード
何を見るか結果(制御量)原因(外乱)
タイミングずれてから直すずれる前に手を打つ
長所外乱の種類を問わない応答が速い
短所必ず遅れる外乱を測れないと使えない

「偏差が生じると」という語があればフィードバックです。ずれてから動いている。

実務では両方を組み合わせます。 フィードフォワードで大きく当てて、フィードバックで微調整。

カスケード制御と比率制御(R2検定問7ロ)

出た誤り記述

カスケード制御とは、基準となる量に所定の比率を乗じたものを追従側の目標値とするもの。

× これは比率制御

正しい定義

カスケード制御1つの調節計の出力が、他の調節計の目標値になる(親子関係)

比率制御基準量に比率を掛けた値を目標値にする(燃空比など)

カスケードは「入れ子」、比率は「掛け算」と覚えてください。

カスケード制御の典型は、反応器の温度制御です。温度調節計(親)がジャケット冷却水の温度調節計(子)の目標値を出す。

外乱に速く反応できるのが利点です。冷却水温が変動しても、子ループが先に吸収する。

PID動作 ── 積分・微分は単独で使わない(R3検定問7ハ)

出た誤り記述

微分動作と積分動作は単独で使用することはなく、オンオフ動作と組み合わせて使用される。

× 比例動作と組み合わせる。

動作何をするか効果副作用
P(比例)偏差に比例して操作基本の応答オフセット(定常偏差)が残る
I(積分)偏差の累積に比例オフセットを消す応答が遅い/ハンチング
D(微分)偏差の変化速度に比例応答を速めるノイズに弱い

PI・PD・PIDという組み合わせで使います。 I単独やD単独は成立しません。

流量制御はPI(Dは使わない)が定石です。ノイズが多いから。

温度制御はPID。応答が遅いのでDで先読みします。

安全計装システムインターロック

安全弁と破裂板 ── 出題の中心

破裂板は負圧にも使える(R2国試問11ロ)

出た誤り記述

破裂板は、負圧による容器の破損を防止する目的では使用できない

× 過剰圧力または負圧の両方に対して使える。

真空破壊板(バキュームブレーカ)として使われます。タンクの内部が負圧になると破れて空気を入れる。

タンクが真空で潰れる事故は珍しくありません。蒸気洗浄後に冷えて負圧になる、など。

破裂板は定期交換が必要(R3国試問11ロ)

出た誤り記述

破裂板は、防食処理が容易であり、破裂するまで交換の必要がない

× 材料・腐食性などを考慮して定期的に交換する必要がある。

なぜ交換が必要か

疲労:圧力の繰り返し変動で材料が疲労する

腐食:薄板なので腐食の影響が大きい

クリープ:高温では時間とともに変形する

設定圧力より低い圧力で破れるようになる

破裂板は薄板1枚です。安全弁より劣化の影響が大きい。

破裂板は高粘性・固着性の流体に適する(R4国試問11ロ)

出た誤り記述

破裂板は、内部圧力を降下させるまでの時間は短いが、高粘性、固着性の流体には適さない

× 適している

理由

安全弁は可動部(弁体・ばね)がある → 固着すると作動しない

破裂板は可動部がない → 固着性の流体でも確実に破れる

安全弁破裂板
再閉止する(圧力が下がれば閉じる)しない(開きっぱなし)
応答速度やや遅い速い
漏れあり(設定圧力近くでにじむ)ゼロ
高粘性・固着性不適適する
負圧不可
交換整備して再使用作動したら交換
定期交換整備周期で必要

両者を直列に組み合わせることもあります。破裂板で安全弁を腐食性流体から隔離する。

安全弁の設計破裂板(ラプチャーディスク)

規定吹出し量 ≧ 所要吹出し量(R3検定問10イ)

出た誤り記述

安全弁や破裂板は、規定(公称)吹出し量を所要吹出し量より小さくすることが必要である。

× 規定吹出し量が所要吹出し量以上でなければならない。

当たり前のようですが、大小を逆にする誤りは効きます。 落ち着いて読めば切れます。

出口配管の圧力損失(R2検定問10ハ)

出た誤り記述

出口配管の圧力損失を、規定吹出し量算出式における背圧に見合う値より大きくした

× 大きくすると規定の吹出し量が得られない

背圧の影響

出口側の圧力(背圧)が高いと差圧が小さくなる

流量が減る

→ 設計した吹出し量が出ない

だから安全弁の出口配管は、太く短く、ポケットや絞りを設けないのが原則です。

安全弁の設置基準フレアシステム

緊急遮断装置 ── 法令とつながる

逆止弁では代替できない(R3検定問10ロ)

出た誤り記述

内容積6,000 Lの酸素の液化ガス貯槽の受入専用配管に、緊急遮断装置に替えて逆止弁を設置した。

× 逆止弁で代替はできない

コンビ則では、内容積5,000 L以上の可燃性・毒性・酸素の液化ガス貯槽に緊急遮断装置が必要です。

逆止弁は逆流を防ぐだけで、順方向の流れは止められません。破断時に貯槽から出続けます。

製造の技術上の基準(緊急遮断)

主要河川を横断する導管(R3検定問10ニ)

出た誤り記述

コンビナート製造事業所間の可燃性ガス導管で、主要河川を横断するものに緊急遮断装置を設置しなかった。

× 市街地・主要河川・湖沼などを横断するものには必要。

法令の内容がそのまま保安管理技術で出ています。

事業所例問題の解き方(コンビ則)

緊急遮断弁は貯槽と同一基礎(R3国試問11ハ)

出た誤り記述

緊急遮断弁を、地震時に貯槽の揺れの影響を受けないように貯槽本体とは別の基礎に設置した。

× 架台は貯槽本体と同一基礎上とする。

なぜ同一基礎なのか

別々の基礎だと、地震でそれぞれ違う動きをする

→ 間の配管に相対変位が生じる

配管が破断する

「揺れないようにする」のではなく「一緒に揺れるようにする」のが正解です。

直感と逆なので狙われます。相対変位を作らないことが重要。

ウォータハンマは長距離配管のほうが大きい(R2国試問11ニ)

出た誤り記述

ウォータハンマの衝撃の強さは、長距離配管より短距離配管のほうが大きい

×

正しい関係

衝撃の大きさは バルブ径・上流側配管長・流速・質量に比例

バルブの閉止時間に反比例

長い配管・速い流れ・急な閉止ほど危険

対策は「ゆっくり閉じる」です。緊急遮断弁でも閉止時間を設計します。

アキュムレータやサージタンクで圧力波を吸収する方法もあります。

シールと漏えい防止

ガスケット係数の定義(3回出題)

出た誤り記述(令和3年度 国試 問8イ)

ガスケット係数は、内圧が作用する前の初期締付け応力の内圧に対する比をいう。

×

正しい定義

ガスケット係数 m = 内圧作用時の最小必要残留応力 ÷ 内圧

ガスケットの材質と構造で決まる

「初期締付け」ではなく「内圧作用時の残留応力」です。

2つの係数

y(最小設計締付け応力):ガスケットをなじませるのに必要な初期応力

m(ガスケット係数):内圧がかかった状態でシールを保つのに必要な残留応力の比

締付け力は y と m の両方から計算し、大きいほうを採用します。

金属リングガスケットはホットボルティングが必要(R3国試問8ロ)

出た誤り記述

金属リングガスケットは復元力も大きく、高温・高圧配管でのホットボルティングを省略できる

× 復元力が小さいため、ホットボルティングを行う

ホットボルティングとは

運転温度に達した状態で、もう一度ボルトを締め直す作業

熱膨張・ガスケットのへたりで締付け力が抜けるのを補う

金属ガスケットは塑性変形でシールするので、いったんへたると戻りません。だから締め直しが要る。

なお運転中の増し締めは危険です。所定の手順と条件が必要になります。

非定常作業の安全

軸封装置の使い分け(3回出題)

シール漏れ適用
ラビリンスシールあり(多い)漏れてもよいガス(空気・窒素・CO₂)
オイルフィルムシール極めて少ない漏れが許されないガス(水素・アンモニア)
ドライガスシール若干あり非接触・摩耗なし。清浄ガスの供給が必要

出た誤り記述(令和3年度 検定 問6ニ)

漏れが許容される場合には、最も単純なオイルフィルムシールが用いられる。

× 最も単純なのはラビリンスシール

出た誤り記述(令和4年度 国試 問8ハ)

オイルフィルムシールは、水素ガスのように漏れが許されない圧縮機には用いられない

× まさにそういう用途に使う

2回とも「オイルフィルムシールの適用先」を逆にしています。

ドライガスシールは異物に弱い(R2国試問8ハ)

出た誤り記述

ドライガスシールは非接触のため摩耗は発生せず、異物の影響を受けにくい

× すき間が極めて小さいため異物の影響を受ける。清浄なガスの供給が必要。

非接触=異物に強い、という思い込みを突いています。 すき間が数μmなので、むしろ弱い。

無給油式のパッキン材質(R2検定問6ハ)

出た誤り記述

無給油式往復圧縮機のピストンロッドパッキンには、主に銅合金が用いられる。

× カーボンまたはテフロン

自己潤滑性のある材料を使います。油を使えないので、材料自体が滑る必要がある。

酸素圧縮機は必ず無給油式です(油との接触は発火に直結)。

圧縮機の理論動力酸素の取扱い

漏えい量は圧力差の平方根に比例(R4国試問8イ)

出た誤り記述

相当大きい破断口から液体が漏えいする場合、漏えい量は流出係数、破断口の断面積、破断口にかかる内外圧力差に比例する。

× 圧力差の平方根に比例する。

q = C A √(2gh) (トリチェリの定理)

→ 流出係数 C と断面積 A に比例

→ 圧力差(ヘッド h)の平方根に比例

圧力が4倍になっても、漏えい量は2倍にしかなりません。

だから減圧よりも「穴を小さくする」ほうが効きます。 面積は比例だから。

スイング逆止弁は下から上(R2検定問10イ)

出た誤り記述

スイング逆止弁を垂直配管に取り付ける場合は、上から下向きに流れるようにする。

× 下から上向き

理由

スイング逆止弁は弁体が自重で閉じる

→ 上向き流れなら、流れが止まったとき自重で確実に閉じる

→ 下向き流れだと、自重で開いてしまう

逆止弁の向きは、重力を味方につけるかどうかで決まります。

この分野の対策

  1. フェールセーフとフールプルーフをキーワードで判定できるように(5回)
  2. オリフィス=圧力損失大/ベンチュリ=小(3回)
  3. 安全弁と破裂板の使い分けを表で固定
  4. シールの適用先(ラビリンス=漏れてよい/オイルフィルム=漏れ不可)

この4つで、160記述のうち主要な誤りの半分近くをカバーします。

読み方の手順

  1. 「喪失・故障」か「誤操作」かを探す(フェールセーフ/フールプルーフ)
  2. 大小・向きを表す語に印(大きい/小さい、上流/下流、上向き/下向き)
  3. 「〜できない」「〜必要がない」を疑う
  4. 比例か平方根かを確認

よくある失点

失点対策
フェールセーフとフールプルーフを逆に「喪失」→FS、「誤操作」→FP
オリフィスの圧力損失を小さいと思うオリフィスは大きい(渦で散逸)
バイメタルの曲がる向き膨張率の小さいほうへ(よく伸びる側が外)
破裂板が負圧に使えないと思う両方に使える
破裂板は交換不要と思う定期交換が必要(疲労・腐食)
オイルフィルムシールの適用先を逆に漏れが許されないガス用
漏えい量が圧力差に比例と思う平方根に比例
緊急遮断弁を別基礎に置く貯槽と同一基礎(相対変位を避ける)

暗記カードにするならこれだけ

フェールセーフとフールプルーフ(5回出た)

「喪失・故障・停電」→ フェールセーフ

「誤操作・間違って」→ フールプルーフ

弁の設計:FC(止めれば安全)/FO(流せば安全=冷却水)/FL(保持)

流量計・計測機器

オリフィス=圧力損失大・詰まりやすい・エッジ摩耗で誤差

ベンチュリ=圧力損失小・詰まりにくい

必要直管長:上流5〜80D、下流4〜8D(上流が長い)

バイメタルは膨張率の小さいほうへ曲がる

ブルドン管は圧力にほぼ比例

界面測定は透視式(反射式では不可)

制御

フィードバック=偏差を見て直す/フィードフォワード=外乱を見て先に打つ

カスケード=調節計の出力が他の目標値/比率制御=基準量×比率

I・Dは単独で使わない。Pと組み合わせる

安全弁・破裂板

破裂板は負圧にも使える

破裂板は定期交換が必要(疲労・腐食)

破裂板は高粘性・固着性に適する(可動部がない)

規定吹出し量 ≧ 所要吹出し量

出口配管の圧力損失を大きくすると吹出し量が出ない

シール・その他

ラビリンス=漏れてよいガスオイルフィルム=漏れ不可(水素・NH₃)

ドライガスシールは異物に弱い(清浄ガス供給が必要)

無給油式パッキン=カーボン・テフロン

漏えい量は圧力差の平方根に比例(q=CA√2gh)

スイング逆止弁は下から上

緊急遮断弁は貯槽と同一基礎

ウォータハンマは長い配管・速い流れ・急な閉止ほど大きい

まとめ

  • 10年で160記述。保安管理技術で最大の分野(全体の24%)
  • 国試は問4・問8・問11、検定は問5・問6・問7・問10
  • フェールセーフとフールプルーフのすり替えが5回。キーワードで判定できる
  • オリフィスは圧力損失が大きい(3回)。ベンチュリは小さい
  • バイメタルは膨張率の小さいほうへ曲がる(同一記述が2回)
  • 破裂板は負圧にも使え、定期交換が必要で、高粘性流体に適する
  • ラビリンス=漏れてよい/オイルフィルム=漏れ不可
  • 漏えい量は圧力差の平方根に比例
  • 緊急遮断弁は貯槽と同一基礎(相対変位を避ける)

次は防災設備・除害です。検知警報・除害・フレアを扱います。→ 防災設備の出題

実務側は安全弁の設計破裂板フェイルセーフ設計安全計装システムへ。

保安管理技術の全体像は保安管理技術15問の攻略を参照してください。

出典:高圧ガス保安協会『甲種化学・機械 試験問題集 令和7年度版』甲種化学編。集計は令和2〜6年度の国家試験5回・技術検定5回、計150問671記述を筆者が1記述ずつ分解して独自に行ったものです。設問の要約と解説にとどめ、問題文そのものの転載は行っていません。