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危険物甲種の乙種4種類とは?必要な組み合わせと取得順

危険物甲種の受験資格になる乙種4種類の組み合わせと取得順を解説する記事のアイキャッチ

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「乙種を4種類取れば、どの組み合わせでも甲種を受験できるのだろうか」

「乙4を持っている場合、あと何類を取ればよいのだろうか」

「複数の乙種を取る順番に決まりはあるのだろうか」

そんな疑問を解決します。

先に結論を言うと、甲種の受験資格になるのは、乙種免状を好きな4種類そろえた場合ではありません。「第1類または第6類」「第2類または第4類」「第3類」「第5類」の4群から1種類ずつ免状の交付を受ける必要があります。

乙4免状を持っている人は第2類・第4類の群をすでに満たしているため、追加するのは「第1類または第6類」「第3類」「第5類」の3種類です。

受験資格全体から自分に合うルートを選ぶ場合は、危険物取扱者甲種の受験資格を先に確認してください。

結論:指定された4群から1種類ずつそろえる

消防試験研究センターが示す4種類ルートは、次の4群で構成されます。

第1類または第6類、第2類または第4類、第3類、第5類の4群から乙種免状を一つずつそろえる図
乙種免状は好きな4種類ではなく、指定4群から一つずつそろえます。(一次資料を参考に当サイト作成)
必要な乙種免状選び方
A群第1類または第6類どちらか一方
B群第2類または第4類どちらか一方
C群第3類必須
D群第5類必須

第1類と第6類を両方取る必要はありません。第2類と第4類も、どちらか一方です。一方、第3類と第5類は代替できる類がないため、どの組み合わせでも必須です。

4種類ルートの覚え方は「1か6、2か4、3、5」です。四つの枠をすべて埋めると考えてください。

願書の甲種受験資格欄へ記入する略称は「4種類」です。実務経験は求められず、証明書類として乙種危険物取扱者免状を使います。

有効な組み合わせは4通り

A群とB群にそれぞれ二つの選択肢があるため、有効な組み合わせは次の4通りです。

  1. 第1類・第2類・第3類・第5類
  2. 第1類・第4類・第3類・第5類
  3. 第6類・第2類・第3類・第5類
  4. 第6類・第4類・第3類・第5類

たとえば、第1類・第2類・第4類・第6類を持っていても、第3類と第5類がないため4種類ルートは成立しません。免状の枚数だけで判断せず、AからDまでの各群が埋まっているか確認します。

「乙種免状が4枚あるか」ではなく、「指定4群が一つずつ埋まっているか」で判定してください。

乙4を持っている人が追加する3種類

乙4免状はB群の「第2類または第4類」を満たします。したがって、残るのは次の3群です。

乙4免状で第2類または第4類の群を満たし、第1類または第6類、第3類、第5類を追加する図
乙4免状があればB群は充足済みです。残るA・C・Dの3群を、試験日程や仕事上の必要に応じた順でそろえます。(一次資料を参考に当サイト作成)
  • A群:第1類または第6類
  • C群:第3類
  • D群:第5類

有効な完成形は「第1類・第3類・第4類・第5類」または「第6類・第3類・第4類・第5類」のどちらかです。

第2類を追加してもB群の免状が2種類になるだけで、A群、C群、D群の不足は埋まりません。もちろん第2類取得自体に仕事上・学習上の意味はありますが、甲種受験資格を最短の枚数で満たす目的なら、別の群を優先します。

乙4取得済みなら、第2類ではなく「1か6」「3」「5」の不足3群を埋めます。

乙種免状の交付後は他類の2科目を免除できる

乙種危険物取扱者免状を一つ取得した後に、別の乙種を受験する場合は、試験科目の一部免除を受けられます。

受験状態法令基礎的な物理学・化学性質・火災予防・消火問題数・時間
最初の乙種受験15問10問10問35問・2時間
乙種免状取得後に別類を受験全問免除全問免除10問10問・35分

免除後は、受験する類の性質、火災予防、消火方法に集中できます。4種類ルートで複数の乙種をそろえる場合、最初の免状を交付してもらってから残りの類を申し込むと、学習範囲と試験時間を絞れます。

ただし、この免除は乙種の別類を受験するときの制度です。指定4群をそろえて甲種を受験するときは、甲種の法令15問、物理学・化学10問、性質・火災予防・消火20問をすべて受験します。

乙種の科目免除は「次の乙種」を取りやすくする制度であり、甲種試験の科目を免除する制度ではありません。

合格だけでは足りず免状交付が必要

科目免除を受けるには、最初の乙種試験に合格しただけでは足りません。消防試験研究センターのFAQは、合格後に免状交付を受けてから別の乙種へ申し込むよう案内しています。

甲種の4種類ルートも「試験合格4種類」ではなく、指定4種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けていることが条件です。

予定を立てるときは、試験日と合格発表日だけでなく、免状交付申請と受領までの期間も見込みます。複数回の試験を短い間隔で受ける場合は、次回申込時に免状番号を確認できるか、受験地の案内を確認してください。

「合格発表→免状交付申請→免状受領→次の乙種へ申込」の順序を予定へ入れてください。

取得順は「手持ち・日程・仕事」で決める

指定4種類の取得順に公式の決まりはありません。すでに持つ免状、受験地の試験日程、仕事で使う危険物、学習しやすさを基準に決めます。

乙4を持っている人

「第1類または第6類」「第3類」「第5類」のうち、受験機会が早い類から進められます。仕事で扱う可能性がある類があれば、実務上の優先度を上げます。

乙種を一つも持っていない人

最初の乙種では法令、物理学・化学、性質・消火の3科目を受験します。職場で必要な類、手元の教材が充実している類、最も近い試験日を基準に一つ目を決め、その免状交付後に残り3群を科目免除で受ける方法が現実的です。

すでに乙1・乙2・乙3・乙5などを持っている人

手持ち免状をAからDの4群へ置き、不足している群だけを埋めます。乙1があればA群、乙2があればB群は充足済みです。

受験機会は都道府県や時期によって異なるため、「全国共通でこの順が最短」とは断定できません。受験予定地の日程を並べ、免状交付が次の申込に間に合う順を選びます。

取得順は固定ではありません。最初に4群チェック表を作り、手持ち免状を塗り、残りを試験日順に並べてください。

4種類ルートと実務2年ルートの違い

乙種免状を使う甲種受験資格には、4種類ルートのほかに実務2年ルートがあります。

ルート中心条件実務経験主な証明書類
4種類指定4群の乙種免状を各1種類不要乙種免状
実務2年乙種免状交付後の危険物取扱い実務が通算2年以上必要乙種免状、実務経験証明書

実務経験を証明できる人は、乙種を4種類そろえる前に甲種受験資格を得られる場合があります。一方、危険物取扱い実務がない人でも、指定4群の免状をそろえれば4種類ルートを使えます。

実務期間の数え方と証明書は、危険物甲種の実務経験2年とは?で詳しく説明しています。

免状を増やす時間と、証明可能な実務期間のどちらが先に条件を満たすかでルートを選びます。

申込前チェックリスト

  • 第1類または第6類の免状がある
  • 第2類または第4類の免状がある
  • 第3類の免状がある
  • 第5類の免状がある
  • 試験合格通知ではなく、4種類の免状交付を受けている
  • 同じ群の免状を重複して数えていない
  • 願書の受験資格略称「4種類」を確認した
  • 申請時に乙種免状を証明書類として使える状態にした
  • 甲種試験では3科目すべてを受験することを確認した

最後に「1か6/2か4/3/5」の四つへチェックを入れ、すべて埋まってから申し込んでください。

よくある質問

乙種ならどれでも4種類あればよいですか

いいえ。指定4群から1種類ずつ必要です。第3類と第5類は必須で、第1類または第6類、第2類または第4類をそろえます。

乙4を持っている場合、あと何種類ですか

あと3種類です。「第1類または第6類」「第3類」「第5類」を追加します。

乙1と乙6は両方必要ですか

必要ありません。同じA群なので、どちらか一方で条件を満たします。

乙2と乙4を両方持っていれば2群分になりますか

なりません。どちらもB群です。4種類ルートでは、A群、C群、D群も別に満たす必要があります。

4種類そろえるために実務経験は必要ですか

必要ありません。4種類ルートは指定4群の乙種免状で受験資格を得る方法です。

別の乙種を受けるときの試験時間は科目ごとに分かれますか

科目ごとに時間が割り当てられる方式ではありません。科目免除後は性質・火災予防・消火10問を35分で解きます。最初の乙種受験も3科目をまとめた試験時間です。

4種類そろえると甲種の科目免除がありますか

ありません。4種類は甲種の受験資格です。甲種では法令、物理学・化学、性質・火災予防・消火の3科目を受験します。

次に読む記事

受験資格4ルートの比較は、危険物取扱者甲種の受験資格で確認できます。

甲種へ直行するか乙4から進むか迷う人は、危険物甲種と乙4はどちらから受ける?へ進んでください。

学習記事の順序は、危険物取扱者甲種の完全攻略ロードマップにまとめています。

まとめ

乙種4種類ルートの判断方法をまとめます。

  • 必要なのは任意の4種類ではなく指定4群
  • 第1類または第6類のどちらか一方
  • 第2類または第4類のどちらか一方
  • 第3類と第5類は必須
  • 有効な組み合わせは4通り
  • 乙4取得済みなら「1か6」「3」「5」を追加
  • 最初の乙種免状交付後は、別類の法令と物理学・化学を免除できる
  • 科目免除後は性質・火災予防・消火10問、試験時間35分
  • 試験合格だけではなく免状交付が必要
  • 取得順は手持ち免状、試験日程、仕事上の必要で決める
  • 4種類をそろえても甲種試験の科目免除はない

「1か6/2か4/3/5」の4群表へ手持ち免状を書き込み、不足群だけを受験日順に並べてください。これが4種類ルートで遠回りを防ぐ基本です。

参考文献