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エネルギー管理士の改正省エネ法対策|非化石エネルギーと電気需要最適化

エネルギー管理士の改正省エネ法対策|非化石エネルギーと電気需要最適化の学習ガイド

改正省エネ法の学習では、「エネルギーを効率よく使う」「非化石エネルギーへ転換する」「電気の需給に合わせて需要を調整する」の三つを分けて理解することが出発点です。法令の名称が長くなったことだけを暗記しても、選択肢の違いを判断しにくくなります。

この記事は2026年9月14日に確認した制度の解説です。2026年度エネルギー管理士試験では、公式手引に2026年4月1日時点で施行されている法令が対象と示されています。次年度を受験する場合は、次年度の手引で法令基準日を確認してください。

三つの軸を、設備の例と対応させる

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着目すること学習用の例
エネルギーの使用の合理化必要な仕事に対して無駄な使用を減らす同じ生産条件で放熱や漏れを減らす
非化石エネルギーへの転換使用するエネルギーの由来を変える化石燃料から非化石エネルギーへの転換を検討する
電気の需要の最適化需給状況に合わせて使う時間・量を調整する需給に余裕がある時間へ電力需要を移す

これらは相互に関係しますが、評価する視点は同じではありません。燃料を変更しただけで設備効率も必ず向上するわけではなく、電気を使う時刻を変えただけで総使用量も必ず減るわけではありません。

非化石エネルギーも合理化の対象になる

2023年4月施行の見直しでは、非化石エネルギーも含むエネルギーの使用の合理化、非化石エネルギーへの転換、電気の需要の最適化が柱となりました。

そのため、「非化石だから、使う量を管理しなくてよい」という理解は誤りです。エネルギーの由来と、効率的に使えているかを別の問いとして考えてください。

試験では、法令上の定義を確認することが大切です。日常語としての「再生可能」「非化石」「電気」を自己流で置き換えず、問題文がどの定義・対象を問うているかを読みます。使用量の集計と指定の関係は特定事業者と指定工場、換算は原油換算と単位で確認できます。

電気需要の最適化は「減らす」だけではない

電気の需要の最適化では、電気の需給状況に応じて需要量を増加または減少させることを考えます。供給が厳しい時間に需要を抑える取組に加え、再生可能エネルギーの余剰が生じる時間に需要を移す取組も含めて理解します。

たとえば、運転時刻を調整できる設備について、必要な処理を電力の供給に余裕がある時間帯へ移す、という考え方です。実際の運用可否は、設備能力、製品品質、安全、生産計画などの制約と合わせて検討します。

最適化を「一日中、電力を一律に減らすこと」と丸暗記しないでください。旧制度の電気需要平準化という用語を見たときも、当時と現在の定義を分けて復習します。

報告様式にも、改正の影響がある

制度の見直しは用語だけでなく、計画・報告にも関係します。資源エネルギー庁は、2023年度実績を扱う2024年度報告から、従来の電気需要平準化評価原単位に代わる電気需要最適化評価原単位の報告を案内しています。

また、中長期計画では省エネの計画と非化石転換の計画の区別が必要です。具体的な書類の使い分けは定期報告・中長期計画・届出の違いを参照してください。

制度変更の学習では、同じページに「法律の施行年」「実績の年度」「報告する年度」が現れます。年だけを抜き出すと混同するので、何の年かまでセットで記録します。

古い過去問は、二つの答えを混ぜない

過去問を復習するときは、まずその年度の標準解答で原題の答えを確認します。そのうえで、今の試験対策に残すメモは、受験年度の法令基準日に照らして書き直します。

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復習メモ記録する内容
原題の確認出題年度、課目、問題番号、当時の正答
制度の確認現在の用語、対象、根拠資料
受験用の整理受験年度の基準日に適用される扱い

古い選択肢の番号を、そのまま現在の正解として暗記しないことが要点です。参考書の正誤表も確認しましょう。年数を広げる手順は過去問は何年分やるかで説明しています。

確認問題

独自の確認問題です。「電気需要の最適化では、需給状況にかかわらず需要を減らすことだけを考える」。この説明は適切でしょうか。

答えと理由を開く

適切ではありません。需給状況に応じた増加・減少を考えます。供給に余裕がある時間へ必要な需要を移す場合もあり、総使用量の削減とは分けて理解します。

課目Ⅰ全体の中で位置付け直す場合は、共通課目Ⅰの勉強法へ戻ってください。

参考資料

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