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危険物乙4とは?できること・仕事での使われ方・高校生でも取れるか

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法令の基準日:2026年9月22日/最終確認:2026年9月22日

求人票の「危険物乙4あれば尚可」という一行を見て、何ができる資格なのか気になった人も多いでしょう。その答えの中心にあるのが、立会い(たちあい)という言葉です。資格を持つ人がそばにいれば、資格のない人も危険物(きけんぶつ)を扱えます。

この記事でわかること

  • 危険物乙4で扱える物と、できる仕事
  • 丙種(へいしゅ)との違いと、工場・ガソリンスタンドでの使われ方
  • 高校生が受けるときの受験資格と申し込みの流れ

危険物乙4は、ガソリンや灯油などの第4類(だいよんるい)を自分で扱い、資格のない人の作業に立ち会える国家資格です。

受験資格はなく、高校生でも受けられます。

乙4の人がそばにいれば、無資格でも危険物を扱える(立会い)

「資格がないと、危険物には触れない」と思われがちです。実際は、決められた施設でも、甲種(こうしゅ)か乙種(おつしゅ)の人が立ち会えば、資格のない人も作業ができます。

乙4の人がそばにいれば、無資格でも危険物を扱える(立会い。丙種は立ち会えない)

立会いとは、資格を持つ人が作業のそばにいて、決まりどおりに扱っているかを見守り、必要なら指示を出すことです。資格者が作業を代わりにやるわけではありません。乙種が立ち会えるのは、免状(めんじょう)に書かれた類の危険物だけで、乙4なら第4類に限られます。

決められた施設とは、法令で製造所等(せいぞうしょとう)と呼ぶ、許可を受けた危険物の施設のことです。ガソリンスタンドや、危険物を貯めるタンク、工場の設備などが当たります。自宅でポリタンクからストーブに灯油を入れるのは製造所等の外なので、資格は要りません。

危険物乙4で扱える物と、できる仕事の中身

危険物乙4で扱えるのは、第4類の引火性液体(いんかせいえきたい)です。火を近づけると燃える液体のことで、ガソリン、灯油、軽油、重油、アルコール類、動植物油類などが入ります。世の中でいちばん多く流通している危険物なので、働く場所も多くなります。

できること中身
扱う第4類の危険物を自分で扱う
立ち会う資格のない人が第4類を扱うときに、そばで見守る
点検する施設の定期点検を行う、または立ち会う
監督する製造所等での実務経験を積むと、危険物保安監督者になれる

乙4は、国が定めた危険物取扱者(きけんぶつとりあつかいしゃ)の国家資格のひとつです。履歴書の資格欄には、「危険物取扱者免状(乙種 第4類)」のように書き、取得年月は免状の交付日に合わせます。

丙種とどう違うか:立会いができるのは乙4から

危険物取扱者には甲種・乙種・丙種の3種類があります。よくある勘違いを3つ、先に正しておきます。

  • 丙種も立ち会える:誤りです。丙種は自分で扱うことはできますが、立会いはできません。 保安監督者にもなれません。
  • 乙4ならどの危険物でも扱える:誤りです。乙4で扱えるのは第4類だけで、ほかの類は類ごとに別の試験があります。
  • 丙種と乙4は扱える物が同じ:誤りです。丙種はガソリン、灯油、軽油、重油など一部の物に限られ、アルコール類などは扱えません。

甲種はすべての類を扱え、すべての類に立ち会えます。甲種には受験資格が要り、乙4には要りません。

試験では、立会いができる免状の種類が、法令の科目の問題として問われます。

工場で乙4の人が要る場面と要らない場面

化学工場などの製造所等では、危険物を扱う場面ごとに、乙4の人が自分で扱うか立ち会う必要があります。逆に、危険物に触れない仕事には資格は要りません。

工場で乙4の人が要る場面と要らない場面(危険物に触れるか)
  • 受け入れる:タンクローリーから、工場のタンクへ危険物を移す
  • 小分けする:ドラム缶から、作業で使う容器へ移す
  • 装置で使う:溶剤や燃料を、製造の装置に入れて使う

事務所での仕事や、危険物を扱わない工程の作業には、資格は要りません。工場で働く人全員に乙4が要るわけではなく、要るのは危険物に触れる場面です。 実務経験を積めば、施設の安全を監督する危険物保安監督者に選ばれる道もあります。

ガソリンスタンドのバイトに乙4は要るか:立会いとセルフ

有人のガソリンスタンドでは、乙4の人が立ち会えば、資格のない店員も給油ができます。乙4の人が1人いると、店の人の組み方に幅が出ます。

ガソリンスタンドは、危険物保安監督者を必ず置く施設でもあります。監督者は、甲種か乙種を持ち、実務経験のある人から選ばれます。

セルフのスタンドでは、お客さんの給油を制御卓(せいぎょたく)で見守り、給油を始めさせる人がいます。この監視は法律上の立会いとして扱われるので、監視する人のうち少なくとも1人は甲種か乙種の人です。ガソリン・軽油・灯油なら、甲種か乙4が必要で、丙種はこの役に就けません。

2026年2月からは、条件を満たせばAIのカメラなどが見守りを代わりに行える制度もできました。この場合に係員の資格がどう扱われるかは、勤め先の説明で確かめてください。

セルフスタンドの設備の決まり(油種ごとの色や制御卓)は、法令の科目で学びます。

高校生が危険物乙4を取るには:受験資格と申し込み

危険物乙4には受験資格がなく、年齢の制限もありません。高校生も大人と同じ試験を、同じ手続きで受けます。学校や会社がまとめて申し込む、団体受験のしくみもあります。

個人で受けるときは、受けたい都道府県の日程を調べて申し込みます。申し込みの締め切りは、試験日のおよそ1〜2か月前までです(2026年9月時点)。電子申請ではメールアドレスが要り、受験票は自分で印刷します。

試験手数料は5,300円です(2026年9月時点、令和6年5月1日の申請分から)。

合格しただけでは資格者にならず、免状の交付を受けて初めて乙4の人として働けます。試験の形や、合格から免状までの流れは、次に読む記事で詳しく扱います。

まとめ

危険物乙4は、第4類の危険物を自分で扱い、資格のない人の作業に立ち会える資格です。丙種は立ち会えず、工場でもスタンドでも、乙4の人が要るのは危険物に触れる場面です。受験資格も年齢の制限もないので、高校生も同じ試験を受けられます。

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参考文献

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