大学院生の就活はいつから?【研究に打ち込むことが成功への近道】

大学院生って就活いつから始めたらいいの?
研究と両立できる?

そんな悩みを解決します。

本記事の内容

・大学院生の就活はいつから?

・推薦応募を使うから就活準備はしなくていい?

・研究に打ち込むことが就活成功の近道

・研究と両立するために最初にやるべきこと

この記事を読めば、大学院生が就活をいつから始めたらよいかわかり、研究と就活を両立することの必要性が分かります。

推薦応募で失敗した経験をもとに解説します。

✔ 推薦応募の最終面接で一流化学メーカー落選
✔自由応募で準大手化学メーカーに入社
✔工学修士(専攻:化学工学)

大学院生の就活はいつから?【大学院1年の4月から】

大学院生の就活は、大学院修士1年になった翌年の3月から企業説明会が始まり本格化します。

しかし、企業説明会が始まる3月から就活を始めるようでは出遅れてしまいます。

理由は、大学院1年生の2月までの準備が重要だからです。

例えば、自己分析、業界・企業研究、インターンシップは大学院1年の2月までに済ませておかなければなりません。

大学院生の就活は、大学院1年の4月から勝負が始まっています。

就活スケジュール(目安)

■大学院修士1年
・4月~自己分析、業界・企業研究
・6月~インターンシップ受付開始
・3月~企業説明会開始、エントリーシート提出

■大学院修士2年
・6月~選考開始、内々定

推薦応募を使うから就活準備はあまりしなくて良い?

大学院生の多くは、推薦応募の利用を考えているはずです。

推薦応募は自由応募よりも高確率で内々定を獲得できる理系学生の特権です。

しかし、推薦応募を使うからと言って就活準備をしなくて良いという訳ではありません。

なぜなら、ミスマッチを無くし内々定を獲得することが重要だからです。

就活準備の目的は、「自分がどんな人間で、将来どこでどのような仕事をして生きていくのか」を考え答えを見つけることです。

言い換えると、「自分の本当の幸せは何だろうか?」という問いの答えを見つけることです。

推薦応募を使う学生も、就活準備は絶対に必要です。

推薦応募については以下の記事で詳しく解説しています。

推薦応募を使う大学院生に伝えたい失敗談と教訓【落ちることを前提に対策を】

研究に打ち込むことが就活成功の近道

大学院生は研究に打ち込むことが就活成功の近道です。

理由は、就職面接において研究内容の説明や質問が3~4割程を占めることが多いからです。

例えば、エントリーシートと合わせて研究内容をA4二枚でまとめて提出したり、実際にパワーポイントなどで発表します。

そして、面接担当者や最終面接の役員は、研究内容よりも「学生が研究に打ち込んでいるのか」を仕事と照らし合わせてチェックしています。

また、専門分野を素人に分かりやすく伝えられる能力も試されています。

面接の場でこれまでの研究の成果、大変だったこと、成功したこと、失敗したことなどを織り交ぜて説明できると良いアピールになると思います。

大学院生の本分は研究です。

研究に打ち込み、分かりやすく説明できるようになることが就活成功の近道です。

研究と両立するために最初にやるべきこと

大学院生が就活で最初にやるべきことは、大学院修了までのスケジュールを作ることです。

理由は、どの時期に何をしなければならなないのか明確にして、計画的に取り組むためです。

スケジュールには就活と研究の今わかるすべての予定を書き込みましょう。

2年間のスケジュールであれば、月単位のスケジュールでよいと思います。

月単位のスケジュールができたら、週単位のスケジュールも作ってみましょう。

4月1週目:スケジュール作成

4月2週目:自己分析の仕方を調べる

4月3週目:就活サイトの自己分析ツールで自己分析をする

・・・

スケジュールを作成しておくと、間近に焦ることがなくなります。

忙しい時こそスケジュールが役立ちますし、「スケジュールを作成して計画的に取り組んだ」ということは面接でのアピールポイントにもなります。

計画的に取り組むことは、社会人にとっても非常に重要なことです。

是非、スケジュール作成から始めてみてください。

まとめ

大学院生の就活は1年の4月からであり、就活準備とともに研究に打ち込むことが重要なことを解説しました。

大学院生は研究が忙しいのに、就活や人によってはアルバイトやサークル活動などを両立しなければなりません。

「そんなの無理だよ」と言う悲鳴が聞こえてきそうです。私もよく実験で徹夜していたので、気持ちは分かります。

ですが、就活は今後の人生を大きく左右する人生の分かれ道です。

自分を知り、会社を知り、思い通りの会社に就職するために就職準備を始めましょう。

まずはExcelで自分のオリジナルスケジュールを作るところから始めましょう。