
大企業の生産技術職・プラントエンジニアになりたいけど、なにを軸に考えたらいいの?
軸はあるけど本当にそれで失敗しないかな?
そんな悩みを解決します。
生産技術者、プラントエンジニアを目指しているあなたの就活の軸は何ですか?
私の軸は「大企業(給料、福利厚生が良い)」「化学メーカー」「生産技術職」でした。
思い通りの会社に就職したのに、入社から6年経ったいま私は将来への不安を感じています。
そして就活の軸で最も重要なことは「ライフスタイル」ということに気がつきました。
「ライフスタイル」を軸に入れていない場合、将来不安を感じる可能性があります。
この記事を読んで、なぜ「ライフスタイル」が重要なのかを理解してください。
そうすれば、私のように後に不安を感じることがなくなるはずです。
・失敗しないために必要な就活の軸は「ライフスタイル」
・大企業の生産技術職・プラントエンジニアにこんな方が向いている
・向いていなくても、大企業の生産技術職・プラントエンジニアになっておくのも手

私は大学で化学工学を学び、化学メーカーで6年間生産技術の仕事をしてきました。
その経験をもとに分かりやすく解説します。
化学メーカーへの就職を考えている方は、こちらの記事もどうぞ。
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失敗しないために必要な就活の軸
失敗しないために必要な就活の軸は
理想のライフスタイル
生産技術職やプラントエンジニアを目指しているあなたは「ライフスタイル」を軸に入れていますか?
私は「大企業」の「化学メーカー」の「生産技術者」として働いて6年が経ち、
31歳になった今、「ライフスタイル」が重要であることに気が付きました。
「ライフスタイル」によっては大企業はNGの場合もあるのです。
ライフスタイルがなぜ重要か、
大企業に就職した私の体験談を含めて解説していきます。
「ライフスタイル」を就活の軸にすべき理由
就活の軸はやりたい仕事より、「ライフスタイル」から決めるべきだと思います。
理由は、理想のライフスタイルと実際の生活にギャップがあると将来不安を感じるからです。
あなたは今後の人生をどのように送っていきたいですか?
- 日本全国、海外を飛び回り、刺激的でアクティブな生活をしたい。
- 地元で家族や旧友の近くで安定した生活をしたい。
理想の「ライフスタイル」が想像できていないと、将来不安を感じることになります。
大企業化学メーカーに就職した私は「ライフスタイル」をあまり考えずていませんでした。
いま考える私の理想のライフスタイルは
- 両親や妻、子供と一緒に安定した生活をする
しかし私が就活したときの軸はこの3つでした。
- 大企業(給料、福利厚生の良い)
- 化学メーカー
- 生産技術職
これは、仕事中心の軸でありライフスタイルを考えていません。
大企業の生産技術職の仕事は日本全国、海外の工場にあり長期出張、転勤は当たり前です。
その結果、入社7年目のいま将来に不安に感じています。
- 転勤、長期出張が多く将来は妻、子供と過ごすことができない
- 両親と離れて暮らしており、将来介護などできない
不安に感じる理由は、私の理想のライフスタイルとギャップがあるからです。
まずはあなたの理想とするライフスタイルを考えてみてください。
「ライフスタイル」に満足してこそ仕事に集中できる
ライフスタイルを満たしているからこそ仕事に集中できるものです。
なぜなら、理想と現実の間にギャップがあると不安を感じてしまうからです。
私の先輩のエピソードです。
地方の工場に新たな生産ラインを増設するプロジェクトのメンバーに選ばれました。
プロジェクトは十数憶円と大規模。
規模によりますが1つのプロジェクトは3~4年ほど。
その間、生産ラインを増設する地方の工場に何度も足を運びます。
プロジェクト初期の段階では、設備の基本設計のために数週間から1か月単位。
プロジェクト中期の段階では、設備の詳細設計のために数か月単位。
プロジェクト末期では、工事管理や試運転のために1~2年。
先輩の家は本社のある都会にあります。
国内の出張であれば家に帰るのは月2回ほど。
休日出勤や帰省補助の関係です。
その間、奥さんやお子さんとは月2回しか会うことができないのです。
理想のライフスタイルが「全国、海外を飛び回り活躍したい」
ということであれば問題ありませんがそうでなければ苦しむことになりますし、
100%仕事には集中できませんね。
もちろん会社も社員の生活面に配慮はしてくれますが、生産技術職は人材不足の会社が多いため、限界があります。
つまり、理想のライフスタイルを満たすことは仕事へのやる気や成果につながります。
理想のライフスタイルを満たすことは仕事に集中するうえでも重要になります。
大企業の生産技術職の向き不向き
大企業の生産技術職・プラントエンジニアに自分が向いているか、向いていないか確認しましょう。
判断基準は「ライフスタイル」ですが、ライフスタイルは必ずしも就職してすぐに手に入れる必要はありません。
やりたい仕事は何か、「ライフスタイル」をいつまでに手に入れたいかを考えていきましょう。
生産技術色に向いている方
大企業の生産技術職・プラントエンジニアに向いている方(私見)
- 日本全国、海外で仕事をしたい
- 目的(仕事内容、給料、出世など)のためなら家庭より仕事優先
- 目的のためなら、残業、休日出勤してもよい
- 大きな仕事を成し遂げたい

生産技術職に向いていない方
大企業の生産技術職・プラントエンジニアに不向きな人(私見)
- 地元で暮らしたい
- 仕事より家庭優先
- 残業、休日出勤はしたくない
- なるべく楽な仕事をしたい
私の周りではミスマッチは比較的多く、仕事を辞めていく人を見受けます。

向いていなくても大企業を選んでおくのも手
もしあなたが向いていないと感じても、やりたい仕事が生産技術職・プラントエンジニアであれば、
一旦大企業に就職してみるのも手だと思います。
理由は、ライフスタイルは就職してすぐに手に入れなければならないものではないからです。
何年後に理想のライフスタイルを手に入れたいかを考えてみましょう。
例えば、10年後に理想のライフスタイルを満たすことを目標とすれば
- 大企業で経験を積み、タイミングを見計らって転職する。
- 大企業で働きながら、副業をして独立を目指す。
など、ライフスタイルを満たすためにできることはあります。
大企業での経験や人脈は、将来に有利に働くことは多いはずです。
まとめ
「ライフスタイル」の必要性を解説してきました。
就活では「ライフスタイル」つまり、あなたの人生をどうしたいかを考えることが重要です。
そのために、あなたが何を仕事にするかを考えるべきだと思います。
あなたは大企業の生産技術職・プラントエンジニアに向いていると感じましたか?
私は将来に不安を感じている一方で、この仕事にやりがいを感じ、楽しくて仕事を続けています。
私も「理想のライフスタイル」を手に入れるため、いつか方向転換が必要だと思っています。
「理想のライフスタイル」を想像し、後悔しない人生にしていきましょう!
