生産技術を辞めたいな
転職した方がいいかな?
そんな悩みを解決します。
生産技術を辞めたいと思った時すぐに転職すべきでない3つの理由
すぐに転職を考えるべきたった一つの職場
この記事を読めば生産技術を辞めたいと思ったときに転職を考えるべきかわかります。
私の仕事は化学メーカーの生産技術職です。
その経験をもとに分かりやすく解説します。
☑ 化学メーカー生産技術職
☑ 工学修士(専攻:化学工学)
生産技術を辞めたいと思った時すぐに転職すべきでない3つの理由
夢や憧れを持っていた生産技術の仕事。
実際に就いてみると
- プレッシャーが大きい
- 交渉・調整事が多い
- 怒られることが多い
- 残業、休日、連休出勤が多い
- 出張が多い
などなど、精神的にも体力的にもきつい仕事だということがわかってきたあなたは「生産技術を辞めたい」と思っているはずです。
そして、転職した方がいいかな?と考え始めていると思います。
そんなあなたがすぐに転職すべきでない3つの理由をお伝えします。
- 3年目までが一番きつい時期
- 3年を超えるとやりがいを感じられる
- ネガティブな転職になる
3年目までが1番きつい時期
もしあなたが生産技術職について3年未満であり、仕事がきつくてやめたいと思っているのなら、3年は続けてみてほしいと思います。
3年というのは生産技術の仕事を覚えて慣れるのに最低限必要な期間です。
3年経験すれば少なくとも一つのプロジェクトが終わり、一通りの仕事を経験することができます。
一通りの経験をすれば、先を見通し今やるべきことがわかっていきます。
また、人脈がある程度構築できるため生産技術の仕事が円滑にできるようになるはずです。
仕事が円滑に進むようになればストレスはかなり軽減されます。
そして、きつい生産技術の仕事を3年も経験したあなたには以下の能力が身についているはずです。
- 困難な課題を解決する力
- 周囲を巻き込んで仕事をする力
- 交渉・調整力
- あきらめないで最後までやり抜く力
3年間、生産技術をやり抜いた実績と身につけた能力はあなたの大きな武器になります。
もし3年続けても生産技術にやりがいを感じられずに辞めたいと思っているとしたら、身に着けた能力は転職する際にも必ず役立つでしょう。
3年目までが一番きつい時期です。
そして、一人前の生産技術者になるには10年かかると言われる世界です。
焦らず自分を磨いてみてください。
生産技術がきつい6つの理由と乗り越えた先の4つのメリット3年を超えるとやりがいを感じられる
辞めたいと思っているあなたはまだ生産技術のやりがいを感じられていないのかもしれません。
3年くらい経験すると生産技術のやりがいを感じられるようになってきます。
生産技術のやりがいは主に2つあると思います。
3~5年経験すれば、一つの仕事やプロジェクトを終えます。
そして、あなたが設計した設備でモノが大量に製造され社会に貢献できるとともに会社の利益を生み出すことができます。
思い通りに設備が動き、製品を製造することができた時の喜びは生産技術職でしか味わうことができません。
その時必ず「頑張ってよかった!」「面白い」と思えるはずです。
生産技術を3年~5年ほど続けていると、担当した分野においてかなりの知識と技術を身に着けることができます。
その分野のプロと呼ばれるほどになるはずです。
するとあなたは周りから頼られる存在になるとともに、その技術と経験をベースに他の分野についても1つ目の分野よりも速いスピードで技術を身に着けることができるようになります。
生産技術の仕事は製造業の中核な機能を担う仕事です。
生産技術を続けていれば、あなたはスペシャリストな頼られる存在になり、やりがいを感じられるようになるはずです。
生産技術のやりがいとは?この職種でよかったと思える5つの瞬間ネガティブな転職になる
生産技術を辞めたい一心で転職活動をするとネガティブな転職になることです。
なぜなら、「辞めたい」という逃げのマインドの転職になるから。
生産技術が「思っていた仕事と違う」「思っていたよりきつい」ということを理由に転職したとしても、次の職場で思い通りの仕事ができたり、仕事が楽になる保証はありません。
そして次の仕事も辞めたくなる可能性があります。
最悪の場合、辞める(逃げる)癖がついてしまい何もやり遂げられないで時間だけが過ぎてしまうことも想像できます。
あなたに目標や夢があり「こんな仕事をしてみたい」というポジティブな理由で生産技術を辞めたいと思っているのであれば否定することはできません。
もしポジティブな転職をしたいけどやりたいことが見つからないという方は、まずは転職の目的から考えましょう。
転職を考えるべきたった一つの職場
すぐに転職すべきでない理由を述べましたが例外もあります。
あなたの職場で以下のようなことはありませんか。
- パワハラされる
- サービス残業がある
- 生き生きと仕事をしている先輩や上司がいない
つまりはブラック企業です。これらが当てはまる場合はすぐに転職を考えるべきです。
理由は、時間と体力を消耗するだけであり続けるメリットがないからです。
私も上記のような職場を経験したことがありますが、本当に仕事がいやになり、会社に行きたくない日が延々と続きました。
こんな職場では鬱になってしまいます。心が病んでしまっては、働く意味がありません。
働き方改革により企業は、「ワークライフバランス」を重視する流れになってきています。
多くの企業がワークライフバランスを実現しようと努力する中、上記のような「一昔前の職場」がまだ存在するようであればすぐに行動した方がよいです。
今ではパワハラやサービス残業はないのが当たり前です。
周囲には今より良い職場がたくさんあります。
視野を広げて行動しましょう。
まとめ
生産技術はきつい仕事です。
しかし、数年経験すれば仕事に慣れて、必要な能力が身に付きやりがいも感じられるようになります。
そして周りから頼られる生産技術者になれば、仕事を辞めたいと思っている今よりずっと生き生きと仕事に取り組める日が来るはずです。
仕事を覚える3年目までが一番きつい時期です。
もしあなたが生産技術職について3年未満であり、仕事がきつくてやめたいと思っているのなら、3年は続けてみてほしい。それが私の願いです。
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