
生産技術のやりがいって何?
きついだけじゃないの?
こんな疑問にお答えします。
当記事では、現役生産技術者がやりがいを感じている5つの瞬間についてご紹介します。
この記事を読めば、生産技術職のやりがいと魅力がわかります。

私の仕事は化学メーカーの生産技術職です。
その経験をもとに分かりやすく解説します。
☑ 化学メーカー生産技術職(6年勤務)
☑ 工学修士(専攻:化学工学)
生産技術のやりがいとは?この職種でよかったと思える5つの瞬間
生産技術の仕事は「きつい」と言われますが、その分大きなやりがいを感じられる仕事です。
私が生産技術の仕事をしていてやりがいを感じる5つの瞬間をご紹介します。
- 設備が思い通りに動いたとき
- 成果が認められたとき
- 自分の成長を感じられたとき
- 大きな仕事を任されたとき
- 現場から頼られ、感謝されたとき
①設備が思い通り動いたとき
自分の設計した設備が思い通りに動き、目的を果たせたとき、大きな達成感を得られます。
生産技術の仕事は、プロセス設計や設備設計です。
設計の仕事は社内外から多くの情報を収集し、関係者から意見をまとめ、生産性・安全性・能力・使いやすさなど細部に気を配りながらかなりの労力をかけて行います。
そして、設計した設備に百~憶単位のお金を投資することになります。
「失敗できない」というプレッシャーを乗り越えて自分の設計した設備が思い通りに動いたとき、「この仕事をやっていてよかった」と苦労した分だけの嬉しさや達成感を得られます。
②成果が認められたとき
プロジェクトに成功したときに成果がこのような形で認められます。
- 上司から「良くやってくれた!お疲れさん!」と労われる
- 人事評価で高得点をもらう(ボーナスアップや昇進に関する得点アップ)
成果が認められると、自分が役に立っていると実感できるためやりがいを感じられます。
生産技術の仕事は規模や影響範囲が大きいため、失敗も成功が「目立ちやすい」という特徴があります。
「目立ちやすい」ため成果を出せば多くの人から認めらるようになります。
③自分の成長を感じられたとき
自分の成長を感じられたとき、やりがいを感じます。
例えばこんなときです。
- 任された仕事を一人できるようになったとき
- こなせる仕事量が増えたと感じたとき
- 他部署の意見をうまく取りまとめることができたとき
- 交渉がうまくできるようになったとき
生産技術の仕事は設計に関わる専門知識に加え、立場の異なる様々な人意見を聞き入れ、皆が納得する答えを出すことが求められます。
プロジェクトを遂行する能力が身につくと自分の成長を感じられるようになり、仕事のやりがいとなっています。
④大きな仕事を任されたとき
経験を積み、成果を詰め重ねていると、これまでよりも大きな仕事を任されるようになります。
数年前では考えることのできないような大型プロジェクトを任されると、自分の経験や能力が認めらたと実感できます。
そして自分のこれまで詰め重ねた経験と能力を最大限に発揮できる仕事に、期待がわきます。
同時に、このプロジェクトを終えられれば自分はもっと成長できるということに期待を抱きます。
⑤現場から頼られ、感謝されたとき
生産技術の仕事をしていると現場からこんな相談を受けるようになります。
- 最近トラブルがあったけどどんな原因が考えられるかな?
- こんなことしたいんだけどどう思う?
生産技術の仕事は「生産の中核を担う仕事」であり、生産プロセスや設備について最も詳しくなります。
そのため、現場から相談を受けることが多くあります。
そして、それを解決・改善したときに「ありがとう」と感謝してもらえることがあります。
現場から頼られ、感謝されたとき、役に立てた実感することができ、やりがいを感じられます。
まとめ
生産技術の仕事は「きつい」と言われますが、苦労に比例しするやりがいを得られる仕事です。
仕事を通じて自分が成長し、人や会社に貢献することができます。
「自己成長」や「会社・社会への貢献」といったやりがいを感じられますので、やりがいを重視する方に適した職種だと思います。
