
ホワイト企業の見分け方ってある?
入社してみないとわからないのかな?
そんな悩みを解決します。
✔本記事の内容
- ホワイト企業の見分け方
- 健康経営優良法人認定制度とは
結論は、経済産業省が実施している健康経営優良法人制度で「ホワイト500]または「ブライト500」に認定されている企業はホワイト企業と見分けることができます。
この記事を読めば、あなたの気になる企業がホワイト企業か見分けることができるようになります。

私のホワイトな化学メーカーに就職しました。
その経験をもとに分かりやすく解説します。
☑ 化学メーカー生産技術職(7年目)
☑ 工学修士(専攻:化学工学)
ホワイト企業の見分け方【ホワイト500】
ところでホワイト企業の定義って何でしょうか。
- 年収が高いこと
- 残業が少ないこと
- 離職率が低いこと
- 有休消化率が高いこと
- 産休・育休の実績があること
- 福利厚生が充実していること
こんな答えが返ってくると思いますが、あいまいですよね。
そんな方に役立つのが、経済産業省が実施しているホワイト企業を見える化した「健康経営優良法人認定制度」です。
「健康経営優良法人認定制度」はホワイト企業の基準を設け、認定する制度です。
特に大規模法人部門の上位500法人には「ホワイト500」、中小規模法人部門の上位500法人には「ブライト500」の冠が付加されています。
つまり、「ホワイト500」や「ブライト500」に認定されているかという基準でホワイト企業を見分けることができるのです。
2021年3月4日に健康経営優良法人2021が発表されました。
さっそく、あなたの気になる企業が「ホワイト500」や「ブライト500」に認定されているか確認してみましょう。
※以下のpdfファイルを開いて、企業名をページ内検索(PCの場合ショートカットキー「Ctrl+F」)で素早く探すことができます。
>>健康経営優良法人2021(大規模法人部門)認定法人一覧 (PDF形式:KB)
>>健康経営優良法人2021(中小規模法人部門)認定法人一覧 (PDF形式:KB)
あなたの気になる企業は認定されていましたか?
ここからは「健康経営優良法人認定制度」について詳しく解説していきます。
健康経営優良法人認定制度とは
健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。
引用元:経済産業省
上記の通りでして、2017年から始められた比較的新しい認定制度です。
既に認定されている企業はホワイトなだけでなく、健康経営への意識が高く時代に沿った優良企業と言えるでしょう。
注意していただきたいのは、健康経営優良法人制度に認定されていないからホワイトでないと言うわけではありません。
健康経営優良法人認定制度の目的
健康経営に取り組む優良な法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人」として社会的に評価を受けることができる環境を整備することを目標としています。
引用元:経済産業省
健康経営優良法人に認定されれば、ホワイト企業の一定の証になるので企業として大きなメリットがあります。
大規模法人と中小規模法人の区別
健康経営優良法人認定制度は部門が大規模法人部門と中小規模法人部門に分かれています。
部門 | 2021年認定法人数 | 上位法人の冠 |
大規模法人部門 | 1801法人 | ホワイト500 |
中小規模法人部門 | 7934法人 | ブライト500 |
大規模法人と中小規模法人は以下のように区分されています。
✔大規模法人
業種 | 大規模法人部門 従業員数 |
卸売業 | 101人以上 |
小売業 | 51人以上 |
サービス業 | 101人以上 |
製造業他 | 301人以上 |
✔中小規模法人
業種 | 中小規模法人部門 従業員数 または 資本金の額又は出資の総額 |
卸売業 | 1人以上100人以下 または 1億円以下 |
小売業 | 1人以上50人以下 または 5000万円以下 |
サービス業 | 1人以上100人以下 または 5000万円以下 |
製造業他 | 1人以上300人以下 または 3億円以下 |
詳細は以下のリンクからご覧になってください。
健康経営優良法人認定要件
ではどのような企業が健康経営優良法人として認定されているのでしょうか。
以下に大規模法人の認定要件のすべてを示します。

大規模法人と中小規模法人で異なる点は、大規模法人では経営理念に「トップランナーとして健康経営の普及に取り組んでいること」という評価項目があることです。
それ以外はほとんど同じ内容です。
あなたの考えるホワイト企業の要件が含まれているのではないでしょうか。
- ワークライフバランスの推進
- 職場の活性化
- 過重労働対策
- メンタルヘルス対策
これらの項目が満たされているということが分かれば、安心して就職できますね。
まとめ
健康経営優良法人制度で「ホワイト500]または「ブライト500」に認定されている企業はホワイト企業と見分けることができることを解説しました。
注意していただきたいのは、健康経営優良法人制度に認定されていないからホワイトではないと言うわけではありません。
一つの判断基準としていただけたらと思います。